夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

唐紅に水くぐるとわ 

2006年08月30日 09時45分33秒 | 日記
千早振る神代も聞かず竜田川

     唐紅に水くぐるとわ 

         在原業平




たった一時間ほど前に「今日は七夕」なんて書いているけど、二日前には「涼風如秋」で書き出してますし、菊のお薄器を用意したことも書きました。
今年はうるうの7月だったから余計に遅くなっている。
より正確な太陽暦と陰暦のギャップが大きすぎますね。

朝夕は秋の気配がこの横浜の庭にもしみこんできています。
千早太夫と妹の神代に振られた竜田川の思いを偲んで一献。
もちろん肴はおからかな。



写真の茶器と薄器、上から撮ったのでえらく寸ずまりになってます。本当はもう少しすらっとした美人さんですよ。
銘は千早と神代;まさか。








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2 コメント

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別れ? (赤い風車)
2006-08-30 10:01:39
別なブログへのコメントに今年は3回あったのですねって書いてありました。



>今年は年に三回

太陽暦、月遅れ、旧暦、旧暦の閏月、、、

なんと4回です。 



あの天のカップルも、遠距離恋愛に慣れてしまって、あまりしげしげと会うとかえって新鮮味がなくなって、今日あたり別れ話をしていたりして。
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菊のお薄器 (赤い風車)
2006-08-31 09:25:45
これも別なブログでのお返事。

こちらに転載しておきます。



>菊のお薄器

日記にも書いていますけど、ちょっと上から撮りましたら、えらく寸つまりに写ってしまいました。

女性を撮る事はないと思いますけど、上から撮らないように心がけないと、裏を返しに行っても「お相撲なんぞ、嫌じゃいな」って振られてしまうだろうと、つくづく反省しています。





道具を選ぶときもお相手を選ぶときのようにないものを求めるんですね。粗野な私は気が付かぬ間に京育ちのお道具を選んだのでしょうかね。でもこの薄器は凛とした感じよりも、萌え~です。京のお姫様じゃなくて、どこかの山の中の小京都の姉さんって感じです。







今年は陰暦の重陽のころは菊は枯れ果て、木々の錦も落ち、山は雪になっているのではないかと思われますが、それまでの長い日々をこの菊が慰めてくれるのでしょうか。



馬嘶白日暮

剣鳴秋気来

我心渺無際

河上空徘徊

  呂温

馬嘶いて 白日暮れ

剣鳴って 秋気来る

我が心 渺として極まり無し

河上 空しく徘徊するのみ
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