おいちゃんがこちらに来だした頃は、この辺は夷隅(いすみ)郡岬町でした。(今はいすみ市岬町になっています)
おいちゃんの東京の仕事場のそばには、いすみ豚を売りにして出している高級レストランがありましたが、貧乏なおいちゃんはそのレストランで食べたことがなかった、、、たぶん、呆けが進んでおりますので確かではありませんが。
こちらでもいすみ豚を売っているお店はあまりなく、高めのレストランに行かないとなかなか味わえないのです。おいちゃんの懐ではそんなに足繁く通えるわけもなく、近くの駅のそばに孤高のなんたらとか言うテレビの番組で取り上げられたという食堂が(ここは元が肉屋なので安くでいすみ豚を食べられるのでした)が唯一の場所でしたが、ここも閉まってしまい。これでいすみ豚ともお別れかと思っておりましたら、たまたま近間のスーパーにいすみ豚のスライスしたものが1キロ単位で売られておりましたので買い求め、、、
上の写真の肉野菜炒め、、、これが私の今生、最後のいすみ豚になりますでしょうか、、、
見た目も悪く、味付けもただオイスターソースをぶっかけただけという代物でありました。
さて、夷隅郡岬町の岬のほうですが、岬は梨が有名な場所。その岬梨を生産している農家には、栗やりんごを少数ですが植えているところがあり、農家の販売所にはこの時期栗がよく売られております。時期も時期だし、栗ご飯もいいかと、、、
そして、アメリカ在住の方のブログに、アメリカ人で納豆を食べる人の話が出ておりました。確かに納豆、のり、生卵は私の知っている外国からの人でためらいなく食べられる人、好きな人というのは非常に珍しいのです。ただ、最近は日本食ブーム、健康食ブームで少し変わってきたかなと思います。なんてことを思いながら、一皿追加いたしました。
じつは大昔、おいちゃんの育った西の果ての地方では納豆はそれほど一般的ではなかったので、いまだにおいちゃんのなかでは「ごく普通の食材」、、には入っていないのですけど。
美味しかったかって聞かれるのですか?
それは少し心無い質問ではないでしょうか。
おいちゃんの料理が美味しいわけないじゃないですか。
ほら、おいちゃん、下むいちゃって、、、、、
そんなこと絶対に聞くべきじゃないんですよ。武士の情けっていうじゃないですか。