散歩道の途中にある花。
生命力の旺盛な強い木ですよね。
ここへ来てから、もう何度も大きく剪定されて、時にはほとんど地上からスパッと切り取られていることもありましたけど、気がつくと復活して花をつけている。
花は一日花で夜にはしぼんでしまうけど、本体はいつまでも元気元気、、、なんて漢詩にも詠まれておりますがな、、、(なんて、本歌を忘れちもうた)
一日の栄なんて言葉の源ね。こっちでは感じよく受け止められているんですけど、、、
でも、すぐにしぼんで、また新しい花をつけることで浮気の象徴とも思われたりして、、、
誰論芳槿一朝新
公子行
劉廷芝
この前に、松がいつも緑を保つように、千年もあなたと一緒にいたいってのがあって、
槿のように毎朝、花を変えているようにはなりたくないって宣もうております。
けっこう長い詩で、延々と睦言がならぶんです。
もうそんなもんとっくに卒業した私にはあほらしい詩でありますけど、、
槿の役目、日本では朝顔や露草がその心変わりの象徴となっておりますねぇ。
朝顔は花の色が変わっていくからだし、露草の花の汁で書いたものはすぐに消えていく(なので、染色のラインを描くときに使われたりするんですよね)からですね。