昼は咲き夜は恋ひ寝る合歓木の花 2018年07月02日 02時25分18秒 | 気になる詩、言葉 今まで合歓の花が咲くたびに何度も取り上げていますけど、 昼は咲き夜は恋ひ寝る合歓の花 君のみ見めや 戯奴さへに見よ 紀 郎女 万葉集 8-1461 どうしても、この花を見るとこの詩を思い出してしまうんです。 万葉集にはこれ以外にも合歓木の花を詠った詩はいくつかあるんですけど、 これとこれに対する大伴家持の返事が面白くって。 我妹子が形見の合歓は花のみに 咲きて けだしく実にならじかも 大伴家持 万葉集 8-1463 それに勅撰の歌集にこんな詩を取り上げるおおらかさが好ましくって、、、