刈れる田におふるひつちの穂にいでぬは
世を今さらにあきはてぬとか
読み人知らず
古今集 5-308
(刈り取った田圃に生えるひつじ(ひつぢ=稲のヒコバエ)に穂がつかないのは
いまさら世に出ることに飽き(秋)はてたせいだとか)
昔はひつじには穂がつかなかったんでしょうけど、今や盛大に穂をつけ、実らせております。
家の下の田んぼは今、上の写真のような状態。もう少しすると、刈り取られたり、漉き込まれたりしますけど、、
最近、猪を見ないな~って思っておりました。まさか、牡丹鍋になってお風呂を楽しんでいるわけじゃないでしょうし???
先日、町内の草刈りがありましたが、田圃を見ながら、「放っておくから、猪が来るんだよな~」って声を上げる人。でも、猪なら田圃が盛大に掘り繰り返されているはずなのになんともなってないじゃないですかって聞きましたら、稲の根っこじゃなくってひつじの実を食べるんだよって答えでした。
そうか、お米を食べているんなら、苦労して草の根を掘り繰り返さなくってもいいわけだし、もしかしたら お米は彼らにも美味しいものかもしれませんね。
だから、人家のそばに来なくとも、この辺の田んぼに行けば満腹になれる、、、
そういうわけなのですね。。。。。
なら、どんぐりマークの豚にならって、コシヒカリマークの猪なんてブランドになれるんじゃないかな~なんて愚考しておりますけど。
ところで、最近はご近所さんがいろいろと目につくようになりました。
一昨日は、キョンを見て、すぐに猪のお尻!!! ちょっと行ったら、長いふさふさ尻尾の狸(アライグマなんでしょうね)。
帰りには可愛いバニーちゃん(この子、車の前にいて、ちょっと進んでは止まってこちらを見、また進んではこちらを見を繰り返しておりました。通行の邪魔になって困りました。
昨日の狸は、ふさふさだけど尻尾が短かった(こちらはご本家の狸かな)。
もちろん、キョンのノクターン、、、毎夜、すごいですよ。。。
鳥さんも、昨日は、カラスと遊んでいるチョウゲンボウらきしもの。遊んでいるってしか言いようがない。カラスも本格的に攻撃しようとすれば、「足蹴」にしようとするでしょうけど、ちょいちょいと体をぶつけるだけ。チョウゲンボウも付かず離れずでひらひらと体当たりをかわしておりました。敵をせん滅するってことじゃなくって、今のパワーバランスを保つって感じがしておりました。
いすみは平和なんです。