夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

この執着心   玉の緒よ絶えなば絶えね

2016年06月03日 09時36分53秒 |  気になる詩、言葉


とにかく好きな女性のお墓まで押しかけて、そこに根を下ろしちゃったって言うのですからもの凄い執着心ですね。
今なら、ストーカー防止条例あたりで引っ張られるかもしれませんけど。昔はそれもありか、、、

でも、そのお相手、
   玉の緒よ絶えなば絶えね 
     ながらへば 忍ぶることのよわりもぞする
            小倉百人一首 (新古今集 恋一 1034)
なんて、思う人への気持ちを詠っておりますけど、、、、
その(お相手の)お相手、この葛さんじゃなくって、別の方じゃなかったかなんてゴシップが最近ちらほら、、、
   (石丸晶子 式子内親王伝 面影びとは法然 (朝日文庫)
お墓は小さな五輪塔で般舟院陵(上京区今出川通千本東入ル北側)にあります。


我が家の玄関口でも、刈っても刈っても木を覆い、隣の電信柱を覆い、あげく電線まで長く伸びていくのがいます。嫌われ者のクズと同じくらいに旺盛ですよね。なんせ、下の方の幹を何十センチも切り取られても、相手から養分を吸い上げてすくすくと育っているんですから。ストーカーというより、紐ですな~ 動かないだけましですけど。



でも、スイカズラほど強くはないけど、これもいい匂いがします。予期してないときにふっとその香りが風に乗ってきたりすると、、、なかなかいいものですよ。