夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

桜花 底なる影ぞ惜しまるる

2008年04月04日 23時48分21秒 |  気になる詩、言葉

桜花 底なる影ぞ惜しまるる 
     沈める人の春と思へば

        清原元輔
        拾遺集


清原元輔は清少納言のお父さん。
後撰和歌集の選者の一人で、いわゆる梨壺の五人。三十六詩仙の一人です。

桜が咲いている。
その桜が池の底に影を落としているのを見ると
不幸な人のことが思い出される。

             いすみ市岬町  080404

今日の華題  いすみ市岬町  080404 アカバナミツマタ

2008年04月04日 21時02分27秒 |  岬な日々


先ほどシロバナタンポポをアップした時に頂いたコメント。
一人は普通にある花ってことで、この方は尾道の方だからシロバナタンポポが珍しくないのかもしれない。
でももう一人の方は千葉の内房に住まわれている方で、鉄道の線路の傍にたくさん咲いていて、(色が白いのは)公害の影響かと手を触れないようにしていたと書かれていた。内房でも普通に見られるのですね。

ところで、これはアカバナミツマタ。この内房の方が始めてみたって写真をアップされていた。でもこちらでは普通にあるミツマタなんですね。
所変われば、、、、ってことを痛感しました。




今日の華題  いすみ市岬町  080404 出発の前に

2008年04月04日 19時23分35秒 |  岬な日々


先ほどのシロバナタンポポの話の続きです。

まず、蛇の足を追加しておきます  <茎の短いタンポポ>
  シロバナタンポポのところで茎の短いタンポポについてコメントされた方がありました。
  茎の短いタンポポは、別な種類のものではなく、周りが寒いと地熱を利用するために茎を極端に短くして、地面にへばりついたような花を咲かせます。
  こうやって環境に適応していったものが次の世代へその資質を残せるのですね。
  なんてあまり言っていると、だから、お前の資質は残らないのだねって判っちゃいますからこれで止めておきましょう。

今日のプチドライブ出発する前に、家の周りを一回り。
たったこれだけの距離でも、暖かい春の陽射しの下、たくさんの花が目を楽しませてくれます。
入口には桜が4本ありました。一本は入口の上を覆うピンクの八重桜。これは来週あたりが見ごろでしょうか。



もう一本は風呂場の窓一面に白い花を飾ってくれた八重桜。
満開のときに、風呂に入ろうとしてこの花に気がつき息を呑みました。
残念なことに、去年、枝が折れそこから雑菌が入ったのでしょうか枯れてしまいました。
もう一本はソメイヨシノ。今が満開です。



こちらの桜の花は我が家のスタッフたちのご紹介ということで、綺麗なものはこの後の日記でご紹介します。残念ながら綺麗なものは家にはありませんでした。しくしく、、、

こちらは桜ではなくユスラウメなのでしょうかね?
それにしては大きな木に育っています。



何度か紹介しているスミレ。タチツボスミレなのでしょうか、でも花色が空色。紫の色が混じっていませんね。
来ることも無くなった隣りの人の畑一面を飾っています。



こちらも同じところに咲いているショカッサイ。



家の踊り子ちゃん



もう一月以上もこの下の椿と張り合って目を楽しませてくれています。
ボケなんて言われたら、彼女よりも、私が先に答えるかな?



椿もこの隣りに同じくらいの大きさの白の椿があります。こちらは薄いピンクがかかってとても綺麗な椿ですけど、もう終ってしまいました。
こちらもそろそろ名残ですね。







今日の華題  いすみ市岬町  080404  シロバナタンポポ 

2008年04月04日 17時29分39秒 |  岬な日々


今日、いつものように小さなドライブに出ました。
ほんとうは鳥を撮るつもりでしたけど、鳥は一枚も撮れませんでした。
ダイサギの子供みたいなのが10羽、アオサギが7羽、そして雉の雌が一羽(先日は雄を撮っていましたよね)
それで花だらけになってしまいました。
中にはカレンダーをもう一度見たくなるような、花も咲いていましたけど、それは別に掲載するとして、今回のテーマはシロバナタンポポ。

家から車で5分もないところの畦にシロバナタンポポの小さな群落を見つけました。
この花、もっと西のほうのものだと思っていましたけど、千葉の東でも咲いているのですね。






ところでタンポポ。
ガーデニングをする人から増えすぎて困るという話を聞きました。
次の日記のスミレも、都会の人から見れば可愛い花かもしれませんけど、農業や園芸をする人には大敵。
あっと言う間にはびこってしまうのですよね。


オソアサ  すわ叛乱勃発か

2008年04月04日 10時31分40秒 |  姥捨て山は大騒ぎ


いつもは早起きなのです。
目覚ましはかけていないのですけど、岬ではこの季節には朝の5時半くらいに「おはよ、おはよ」って人の顔を舐めはじめ、6時くらいになると「はよ、起きんさい」って噛みついてくるのがいるんです。

日記によく書いている、お隣りの、
「お前、早く起きてくれよ。、朝だよ」って声や
「もう少し寝させてよ~」って返事。
「これからご飯を用意するからみんな待っててね」
「母ちゃん、腹空いた~」って騒ぐ声が聞こえているのはこの目覚ましのおかげ。

まあ、雨や曇りの時には作動しないのが救いではありますけど、、、
ほんとこちらの朝の太陽の光の強さといったら、半端じゃありません。
もしこちらに越してこようとする方がありましたら、遮光カーテンを二重に下げられることをお勧めいたしますです。

でも、今日は逆らって、もう一眠りしました。
そして、朦朧とした頭(なに? いつもそうじゃないかって? まあ、細かいことは気にしないで)と、ギシギシ、ダレダレの体(節々が痛い)で、部屋の中をうろうろと眼鏡と健全な精神を探しておりました。(そんなもん最初から在庫が無いって? これ、人様が聞いているから、大声を出さないでよ。注文があったら、ちょうど今品切れって答えておきなさいよ)

そしたら、た~いへん。
周りからどんぱちの音。そして煙の匂い。
いつもは鳥とかえるの声しか聞こえないこの岬の町まで内乱が押し寄せてきた?

ハンラ~ン??
老後のために必死に蓄えてきた福祉の予算を、積極的、消極的に取り潰してしまった政府。 
それを治そうとして大金を使っても、10%も治せない。
おらっちの責任じゃない? 前のスタッフの責任? 
その前のスタッフたちは天下って、今や退職金肥りの大金持ち。メタボ検診で引っ掛けなきゃ。

高齢になれば、医療費を払って餓死するか、医療費を払わなくて医者にもかかれなくて死ぬかの二者択一を迫っても、金が無いから仕方がない?
文句が出そうになると、後期高齢は聞こえが悪いから、長寿に変えようくらいの頭しかないのかな~ 実態を変えないで何がよくなるの。
ねぇ、薔薇は、どんな言葉で呼ばれても芳しいのよ。
名前には何にも無いのよ。
問題は実態でしょ。

以前は辛口なことを言ってきた人が、それを認めるなんて、そこまで大臣の地位って魅力のあるものなのかな~ 
一度なってみたい。何もしないで、全身文句を言われても、全霊努力しました。でもこれしかないですむんだもんね。

どうしようね~ どうしたらいいですか?
あんたに国の舵取りを任せたんじゃない。
舵取りが、目の前の氷山を見ながら、氷山があるのは私のせいじゃないから、どうしようなんていっていたら、船から突き落とされても仕方がないでしょ。
身から出た錆。自分で受けるしかないね。


なら、私はこの老躯に拍車をかけて、銃を取り、国民の基本的人権のために雄雄しく立ち上がらなければ、、、
「立て、万国の高齢者!
悲惨な飢え死に待つくらいなら、朋の屍乗り越えて極楽浄土を求めよう!」
なんちゃって。
いや、笑い事じゃなく、現実になりそうですよ。どこかの首相さん。

って、思いながらベランダに出ました。
残念、伸びてきた竹を刈って、燃していたんですね。
無念じゃ。