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廉価版 LCR-Analyzer:LCR-T4のケース実装、動作評価

2017-03-22 15:11:13 | 電子工作
2017年3月22日 外気温:21℃ 室温:23℃

今日は暇が出来たので、ヤフオクで入手した廉価板 LCR-ANALYZER:LCR-T4(1500円)を
収容ケースを加工して、外部電源も搭載して使いやすい様に加工し、動作評価もして見ました。


ヤフオクで購入したケース入りのもの。

1.LCR-ANALYZER:LCR-T4の仕様

対応
 ・ トランジスター、FET、MOS-FET
 ・ ダイオード、LED
 ・ サイリスタ
 ・ インダクタ(10uH~20H)
 ・ 抵抗、可変抵抗(~50M?)
 ・ コンデンサ(25pF~100mF)
測定範囲:
・容量:25pF~100mF(表示4桁/分解能 1pF)
・インダクタンス: 0.01mH~20H(直流抵抗分2100?迄)
・抵抗値: 50M?迄(表示4桁/分解能 0.1?))
・測定電流:6mA
・測定速度: 2秒
・(大容量のコンデンサおよびインダクタでは1分程度掛かる場合があります)

2.ケース加工、外部電源搭載

加工終了後の「LCR-T4」

横側

裏:電源端子

内部:9V電池でも、外部電源:12V-1.5AのDVD-PLAYER用を使用可能とした。

3.各種測定

①電解コンデンサ

表示とほぼ合っているし、ESRが参考になる。

②hfe:2SC1815-Y(120~240)

hfe:213と表示、hfe:Yランク内に入っている。

base電流:10μAのデジボルでは、hfe:172と表示 測定条件の差と思われる。

③インダクタンスの測定:10mH

L:9.8mHと表示

2SC1906使用クラップ回路(1500PF 1%誤差 3個)では71.70KHzで発振する。

Cは既知なのでEXCELで計算では、L:9.82mHと計算されて、なかなか良好です。

④インダクタンスの測定:100μH

L:0.09mHと表示される

リード線を付けて測定 L=0.10mHと表示される

2SC1906使用クラップ回路(1500PF 1%誤差 3個)では702.76KHzで発振する。

Cは既知なのでEXCELで計算では、L:102.2μHと計算され多少の誤差が出ますが合っています。

ここまでしか調べていませんが、1500円に高精度を要求する方が無理というものですが、
簡易測定には重宝します。

4.その他

455KHzらしいIFTの測定 L:470μH パラのコンデンサの影響があると思います。

2SK192Aクラップ回路で、455KHzらしい、白コアのIFTを測定して見ました発振:286.5KHzでした。

L:615.3μHと計算出来ます。

実装C:200PFとして計算すると、f:453.92KHzとなり、455KHz用IFTと分かる。

5.終わりに

廉価版 LCR-T4 は高価な測定器をお持ちの方には不満が出るものと思いますが、

・TRが生きているかの判別や、TR,FETの特性選別には良いと思います。
・Lは10μHからなので、高周波用のインダクタンス測定には不向きと思います。
 むしろ、2SC1906/2SK192等のクラップ回路とEXCEL計算の方が正確です。

正規版では無い?中華製ですが、面白いものでした。

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