2017年3月22日 外気温:21℃ 室温:23℃
今日は暇が出来たので、ヤフオクで入手した廉価板 LCR-ANALYZER:LCR-T4(1500円)を
収容ケースを加工して、外部電源も搭載して使いやすい様に加工し、動作評価もして見ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/57/53d7cd47cd3d133bba3781ce259c30ac.jpg)
ヤフオクで購入したケース入りのもの。
1.LCR-ANALYZER:LCR-T4の仕様
対応
・ トランジスター、FET、MOS-FET
・ ダイオード、LED
・ サイリスタ
・ インダクタ(10uH~20H)
・ 抵抗、可変抵抗(~50M?)
・ コンデンサ(25pF~100mF)
測定範囲:
・容量:25pF~100mF(表示4桁/分解能 1pF)
・インダクタンス: 0.01mH~20H(直流抵抗分2100?迄)
・抵抗値: 50M?迄(表示4桁/分解能 0.1?))
・測定電流:6mA
・測定速度: 2秒
・(大容量のコンデンサおよびインダクタでは1分程度掛かる場合があります)
2.ケース加工、外部電源搭載
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/ae/8413e5fdedd027523b51d9005bd14b2f.jpg)
加工終了後の「LCR-T4」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/a5/42bb248c2f8afc7326320f2bb5063898.jpg)
横側
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/67/825bf32f1fcceb749490d4232abcd826.jpg)
裏:電源端子
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/82/499175b02f67688c61618d8f0c9cd2aa.jpg)
内部:9V電池でも、外部電源:12V-1.5AのDVD-PLAYER用を使用可能とした。
3.各種測定
①電解コンデンサ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/9d/cca640d38a5aed96fcd5e6263be14e15.jpg)
表示とほぼ合っているし、ESRが参考になる。
②hfe:2SC1815-Y(120~240)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/97/2a1aaddc8bec8491c97da6bb54939270.jpg)
hfe:213と表示、hfe:Yランク内に入っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/61/279d302186e7dd0844c9eddd9adebe13.jpg)
base電流:10μAのデジボルでは、hfe:172と表示 測定条件の差と思われる。
③インダクタンスの測定:10mH
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/0a/d878cf2e36060583b088fffa225708a2.jpg)
L:9.8mHと表示
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/30/3c64d99b603a20d2c44bf95568ca91a8.jpg)
2SC1906使用クラップ回路(1500PF 1%誤差 3個)では71.70KHzで発振する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/25/54dfff592fecaf07bd9bd0019cea505b.jpg)
Cは既知なのでEXCELで計算では、L:9.82mHと計算されて、なかなか良好です。
④インダクタンスの測定:100μH
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/bd/af90f5c2f95e5d9394cae5c373a38dcb.jpg)
L:0.09mHと表示される
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/a8/6efdd4624c71e107b73d16727a0808bb.jpg)
リード線を付けて測定 L=0.10mHと表示される
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/7f/988861979fbe9af80f84451b27a4fe93.jpg)
2SC1906使用クラップ回路(1500PF 1%誤差 3個)では702.76KHzで発振する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/63/e2bbb1e030c8eb92ee2b45bb83258790.jpg)
Cは既知なのでEXCELで計算では、L:102.2μHと計算され多少の誤差が出ますが合っています。
ここまでしか調べていませんが、1500円に高精度を要求する方が無理というものですが、
簡易測定には重宝します。
4.その他
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/00/33fdade8868c8e4c63e4dddb95cda287.jpg)
455KHzらしいIFTの測定 L:470μH パラのコンデンサの影響があると思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/e5/e0c68b3e3b8c2b20e783314bbe66eff5.jpg)
2SK192Aクラップ回路で、455KHzらしい、白コアのIFTを測定して見ました発振:286.5KHzでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/96/a2cff49a5a13cb4c2860fbaeebfd6875.jpg)
L:615.3μHと計算出来ます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/4a/0bbf8c61ee1cd24b54873e52d0dce95a.jpg)
実装C:200PFとして計算すると、f:453.92KHzとなり、455KHz用IFTと分かる。
5.終わりに
廉価版 LCR-T4 は高価な測定器をお持ちの方には不満が出るものと思いますが、
・TRが生きているかの判別や、TR,FETの特性選別には良いと思います。
・Lは10μHからなので、高周波用のインダクタンス測定には不向きと思います。
むしろ、2SC1906/2SK192等のクラップ回路とEXCEL計算の方が正確です。
正規版では無い?中華製ですが、面白いものでした。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
今日は暇が出来たので、ヤフオクで入手した廉価板 LCR-ANALYZER:LCR-T4(1500円)を
収容ケースを加工して、外部電源も搭載して使いやすい様に加工し、動作評価もして見ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/57/53d7cd47cd3d133bba3781ce259c30ac.jpg)
ヤフオクで購入したケース入りのもの。
1.LCR-ANALYZER:LCR-T4の仕様
対応
・ トランジスター、FET、MOS-FET
・ ダイオード、LED
・ サイリスタ
・ インダクタ(10uH~20H)
・ 抵抗、可変抵抗(~50M?)
・ コンデンサ(25pF~100mF)
測定範囲:
・容量:25pF~100mF(表示4桁/分解能 1pF)
・インダクタンス: 0.01mH~20H(直流抵抗分2100?迄)
・抵抗値: 50M?迄(表示4桁/分解能 0.1?))
・測定電流:6mA
・測定速度: 2秒
・(大容量のコンデンサおよびインダクタでは1分程度掛かる場合があります)
2.ケース加工、外部電源搭載
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/ae/8413e5fdedd027523b51d9005bd14b2f.jpg)
加工終了後の「LCR-T4」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/a5/42bb248c2f8afc7326320f2bb5063898.jpg)
横側
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/67/825bf32f1fcceb749490d4232abcd826.jpg)
裏:電源端子
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/82/499175b02f67688c61618d8f0c9cd2aa.jpg)
内部:9V電池でも、外部電源:12V-1.5AのDVD-PLAYER用を使用可能とした。
3.各種測定
①電解コンデンサ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/9d/cca640d38a5aed96fcd5e6263be14e15.jpg)
表示とほぼ合っているし、ESRが参考になる。
②hfe:2SC1815-Y(120~240)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/97/2a1aaddc8bec8491c97da6bb54939270.jpg)
hfe:213と表示、hfe:Yランク内に入っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/61/279d302186e7dd0844c9eddd9adebe13.jpg)
base電流:10μAのデジボルでは、hfe:172と表示 測定条件の差と思われる。
③インダクタンスの測定:10mH
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/0a/d878cf2e36060583b088fffa225708a2.jpg)
L:9.8mHと表示
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/30/3c64d99b603a20d2c44bf95568ca91a8.jpg)
2SC1906使用クラップ回路(1500PF 1%誤差 3個)では71.70KHzで発振する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/25/54dfff592fecaf07bd9bd0019cea505b.jpg)
Cは既知なのでEXCELで計算では、L:9.82mHと計算されて、なかなか良好です。
④インダクタンスの測定:100μH
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/bd/af90f5c2f95e5d9394cae5c373a38dcb.jpg)
L:0.09mHと表示される
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/a8/6efdd4624c71e107b73d16727a0808bb.jpg)
リード線を付けて測定 L=0.10mHと表示される
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/7f/988861979fbe9af80f84451b27a4fe93.jpg)
2SC1906使用クラップ回路(1500PF 1%誤差 3個)では702.76KHzで発振する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/63/e2bbb1e030c8eb92ee2b45bb83258790.jpg)
Cは既知なのでEXCELで計算では、L:102.2μHと計算され多少の誤差が出ますが合っています。
ここまでしか調べていませんが、1500円に高精度を要求する方が無理というものですが、
簡易測定には重宝します。
4.その他
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/00/33fdade8868c8e4c63e4dddb95cda287.jpg)
455KHzらしいIFTの測定 L:470μH パラのコンデンサの影響があると思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/e5/e0c68b3e3b8c2b20e783314bbe66eff5.jpg)
2SK192Aクラップ回路で、455KHzらしい、白コアのIFTを測定して見ました発振:286.5KHzでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/96/a2cff49a5a13cb4c2860fbaeebfd6875.jpg)
L:615.3μHと計算出来ます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/4a/0bbf8c61ee1cd24b54873e52d0dce95a.jpg)
実装C:200PFとして計算すると、f:453.92KHzとなり、455KHz用IFTと分かる。
5.終わりに
廉価版 LCR-T4 は高価な測定器をお持ちの方には不満が出るものと思いますが、
・TRが生きているかの判別や、TR,FETの特性選別には良いと思います。
・Lは10μHからなので、高周波用のインダクタンス測定には不向きと思います。
むしろ、2SC1906/2SK192等のクラップ回路とEXCEL計算の方が正確です。
正規版では無い?中華製ですが、面白いものでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
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