連日の猛暑で暑い中を、日頃から「地形データ」等でお世話になっている知人のKさんを「うれ往来・鎌倉街道」へ案内する。途中で待ち合わせし現地へ行くが、車は軽四でないと行けないので乗り換えて林道を進み古道を発見した所迄車で入る。
林道の上と下に古道は続く。下への古道を見る知人。
林道から上を見る。長い古道の中で一番深く狭い薬研堀。
古道は、林道を跨いで上に続く。
6月と7月の大雨が降り、この古道も尾根筋に在りながら線状降水帯の洗礼を受けて随分多くの水が溜まり流れた跡がハッキリ判る。
何時もなら、道跡に枯れ枝が散乱しているのに、枯れ枝は道跡の狭い所に滞積し固まっていて歩き易い。こんなことは今までには無かったし、誰か清掃したのではと錯覚する。また、カーブを曲がる事に先方から先人たちが降りて来る気がし、前方がスッキリ見えるとホッとする。
知人のKさんには、手を広げてのポーズをお願いし一枚写す。この付近は枯れ枝が堆積しているが、知人の後ろは奇麗な古道が姿を現す。
古道の上に視線を向けると日差しが古道に届けとばかりに差し込んでくるが深い古道には日陰が出来て届かない。お陰で道跡の3分の2は草が生えない。浅い所は全体に日が当たり笹や草が生える。
今回、時間も無いので短い距離であったが知人のKさんには、近くに居ながら素晴らしい古道を知って戴く良い機会であった。此れからもデータ等で判らない所があればお教え願いたいと思いますので宜しくお願いします。
参考に岡田のうれ往来・鎌倉街道の一部を乗せます。(林道が尾根筋にある。黒い線)
ボランティアの仲間で、皆さんと「うれ往来・鎌倉街道」間の、水須ー祐延ー有峰間の古道の記録を残したいと願っています。
白骨温泉の服部祐雄さんがお書きになった「アルプス越えの鎌倉街道」の記録を基に富山側をGPSで記録しています。現在は廃道になっていますが現況では、上滝(中滝)ー岡田ー牧の峠ー水須間は尾根筋に深い薬研堀を見つけて有峰の人達や鎌倉時代の武将達が越中進出の為に利用した全長約10Kを確認することが出来ました。古道を見付けてから6年の年月が掛かりました。
しかし、水須から祐延間については、水須山に向けて踏み出したところです。また、データ等の詳細な提供もあり、予想ルートは精密に解り掛けていますが、如何せん老齢の身が多く居ますので、現地は山の尾根筋に在り、健脚で山に関心のある方々等の力をお借りして「うれ往来・鎌倉街道」をGPSで残したいと願っています。
参加を戴ける方は下記の所へお電話下さい。詳細をお話します。
076-482-1876 平井山荘内 平井建夫迄
水須集落からの水須山へ向けての足跡。