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立山のおじさん

北アルプス 立山山麓物語

連日の猛暑と庭の花で思い出す「うれ往来・鎌倉街道」。

2023年08月23日 | Weblog
女将の育てる花達も元気な姿を見せてくれる。花の密を吸いに蝶も寄って来る。



 春に植え替えをしたサギ草も心を和ませてくれる。
 空を飛んでいる白鳥の様な姿を眺めていると4年前のうれ往来・鎌倉街道を草刈りしていた当時の皆さんの顔を思い出す。

 常願寺川を挟んで対岸の尾根筋に深く刻まれた「うれ往来・鎌倉街道」を思い出す。数百年の歴史が埋もれたままで、現在迄一部の人しか知られていなかったとは想像もしなかった。その古道も崩れることも無く残っていて戦国の武将たちが幾度となく越中攻めに来ていた。
 当時、某テレビのKデレクターさんが取材に来てくれた。
 Ⅿさんが率先して参加された人であり、草刈りも順調に進んだ。
飛騨からの応援部隊も参加し「うれ往来・鎌倉街道」の、丸坪山ら続き、宮谷山攻略は成功する。残すは水須迄約3㌔となったのを思い出す。

当時のGPSで確認した尾根筋には、深い薬研堀が続き水須迄続いていた。

去年からは、水須から祐延へのGPS調査が始まった。新しい方法での調査も
動き出しデータ提供にも新規にKさんの力強い味方が増えて嬉しいのだが老齢の私には足手纏いになるのではと気にしている昨今です。







うれ往来へ知人を案内する。

2023年08月07日 | Weblog

連日の猛暑で暑い中を、日頃から「地形データ」等でお世話になっている知人のKさんを「うれ往来・鎌倉街道」へ案内する。途中で待ち合わせし現地へ行くが、車は軽四でないと行けないので乗り換えて林道を進み古道を発見した所迄車で入る。
 林道の上と下に古道は続く。下への古道を見る知人。
  林道から上を見る。長い古道の中で一番深く狭い薬研堀。
 古道は、林道を跨いで上に続く。
6月と7月の大雨が降り、この古道も尾根筋に在りながら線状降水帯の洗礼を受けて随分多くの水が溜まり流れた跡がハッキリ判る。
 何時もなら、道跡に枯れ枝が散乱しているのに、枯れ枝は道跡の狭い所に滞積し固まっていて歩き易い。こんなことは今までには無かったし、誰か清掃したのではと錯覚する。また、カーブを曲がる事に先方から先人たちが降りて来る気がし、前方がスッキリ見えるとホッとする。
 知人のKさんには、手を広げてのポーズをお願いし一枚写す。この付近は枯れ枝が堆積しているが、知人の後ろは奇麗な古道が姿を現す。
 古道の上に視線を向けると日差しが古道に届けとばかりに差し込んでくるが深い古道には日陰が出来て届かない。お陰で道跡の3分の2は草が生えない。浅い所は全体に日が当たり笹や草が生える。
 今回、時間も無いので短い距離であったが知人のKさんには、近くに居ながら素晴らしい古道を知って戴く良い機会であった。此れからもデータ等で判らない所があればお教え願いたいと思いますので宜しくお願いします。
  参考に岡田のうれ往来・鎌倉街道の一部を乗せます。(林道が尾根筋にある。黒い線)

 ボランティアの仲間で、皆さんと「うれ往来・鎌倉街道」間の、水須ー祐延ー有峰間の古道の記録を残したいと願っています。
 白骨温泉の服部祐雄さんがお書きになった「アルプス越えの鎌倉街道」の記録を基に富山側をGPSで記録しています。現在は廃道になっていますが現況では、上滝(中滝)ー岡田ー牧の峠ー水須間は尾根筋に深い薬研堀を見つけて有峰の人達や鎌倉時代の武将達が越中進出の為に利用した全長約10Kを確認することが出来ました。古道を見付けてから6年の年月が掛かりました。
 しかし、水須から祐延間については、水須山に向けて踏み出したところです。また、データ等の詳細な提供もあり、予想ルートは精密に解り掛けていますが、如何せん老齢の身が多く居ますので、現地は山の尾根筋に在り、健脚で山に関心のある方々等の力をお借りして「うれ往来・鎌倉街道」をGPSで残したいと願っています。

 参加を戴ける方は下記の所へお電話下さい。詳細をお話します。

   076-482-1876 平井山荘内 平井建夫迄

      水須集落からの水須山へ向けての足跡。
 






連日の暑さにアブが到来する。

2023年07月30日 | Weblog

毎日、気温35度越えの日が続き、標高610mの山も、暫くはアブ、オロロとの戦いが始まる。
 外へ出れば、肌の臭いを嗅ぎながら足元から人間を追い掛けて来る。
長ズボン、長袖を着用しないと痛い目に合う。車の通過するたびに寄って来る厄介なしろものである。8月過ぎればピタリといなくなるので我慢。

当方に住まいするイワナさんも餌を求めて出て来る。庭には、赤トンボが飛来している。暫くは暑さとの戦いなり。


久し振りの有峰とうれ往来を望む

2023年07月19日 | Weblog
有峰の開通以来の散策へ半日コースで出掛ける。先日の大雨で道路も心配したが綺麗に整備されてスムーズに行けた。お目当てのハナビラ茸は1ケゲットする。
 ハナビラは開き、過ぎていた。3日早く来ていれば良かったのにと悔やまれる。その後は、祐延ダムへ迂回し小口川を下る。

祐延ダムの上には、ウレ往来・鎌倉街道がある。

 ダムの通路。鍵が掛けてあるので入れないが皆さん上手く通行している。

    少し下流から祐延ダムを見る。
 祐延ダムを渡り対岸沿いに水平道路を下がり東笠山への入口を写真に収める。昨年もここからの写真を撮ったが一気に谷筋を登るのは隠居には足手まといと悟。
 春からは、水須からの入口にヤット取り次いだが激藪と深い谷筋に会い道跡は崩れていたのを思い出す。気を見て、再度行きたいが長雨でとん挫している。
家に帰ると温度計は気温35度と出ている。




大雨で気になる里の畑。

2023年07月15日 | Weblog

常願寺川は増水している。

先日迄無かった対岸の崖も大雨で崩れている。(右側の崖)
 山から大量の水が県道を塞ぐ。後かたずけの終わった所だったので片側通行で通過する。崩れた上には崩壊した防護柵が落ちて来て
土砂の流失で道路は土を被り変身している。



道には土砂が流れて田に砂利が入っていた。河川の増水の怖さをあらためて知る。
わが家の畑も、冠水していたが水が引き被害はなかった。
後は、買い物をして帰る。








晴れ間の菖蒲達

2023年07月03日 | Weblog
先日から大雨でバタバタしていたが、ゲレンデの菖蒲達は何もなかった様に咲き出している。







立山には赤とんぼが来ていると言う。下界にトンボが来るのも8月10日を過ぎた頃からこのゲレンデにも降りて来る。その時は秋の到来が始まるのを赤とんぼの飛来で感じるのと、気温も朝晩は涼しく肌に感じる。

 今年も朝露に濡れた花びらを限られた空間に広げて生きる菖蒲に有難うと感謝する。


庭も、夏の装いに

2023年06月24日 | Weblog
庭の樹も新芽が伸びて気になり、この3日間は樹木の手入れで過ごす。


玄関先も少しの手入れでスッキリする。昨年、移植したパンパスグラスも元気な姿を見せてくれる。
ブルーベリーも多く実を付けているので今年は多く食べれそうだ。
ツクバネも綺麗な実が姿を見せる。

ミニトマトも色好きだす。

畑のトマトとも青いので色づくのが楽しみなり。


今年も咲いた赤い山シャクさん。

2023年06月14日 | Weblog
 庭の花達も、女将さんの手入れのお陰で梅雨時に開花する花達で様変わりしている。
我が家の庭に引っ越ししてから40年以上が経つ「山シャク」さんが、今年も花を咲かせ私達を楽しませいる。
 この標高600mある周囲には、山野草が多く咲いていた。当時リックにシラネアオイ、サルメンエビネ等を採りにスコップ持参の人達が見掛けたので、注意していたが、段々、山野草が少なくなり近年は見掛けなくなった。年配の
人達からはこの周囲にも「山シャク」が多くあった。と聞かされていた。
 しかし、植物の専門家からは「富山県内ではもう無くなった。」と聞かされた。富山では「絶滅危惧種になっているという」。此の専門家さんたちが採取場所へ行きたいというので知らせたが現在は大雨により崖崩れで、全く、行ける所ではなくなった。それが良いのかもしれない。
 


      
 
 この庭で山野草を愛する人達が「幻の山シャク」を見て楽しんで戴ければ良いのではと願うが、先日猿の軍団30匹が訪れて笹ユリは根こそぎ引き抜きされたり、山シャクも開花マジかなハナビラを丸ごと捕られたり等、女将の怒り浸透は収まらなかった。漸く、露に入りカモシカも来ていないのでホッとする。早く山シャクの実が出来る事を願い、来年も実生から子供達が生まれるのを期待したい。