立山のおじさん

北アルプス 立山山麓物語

うれ往来・鎌倉街道の未調査分を行く。

2022年05月29日 | Weblog

世に知れ渡っている、才覚地へから水須への道跡調べは途中の激藪でとん挫していたが、今回の道跡探しで激藪の一部が解り掛けて来ました。

森林組合さんが林道工事を再開され、不明の所まで行ける様になり林道を行く。杉林が伐採された先には、広々とした台地に畑、田の跡が姿を現す。

一度に気分爽快となり、謎が解けだす。行った人達がそれそれれの思いを語ってくれた場所であり、この先への入山を拒み続けた。難なく入れた自分へのご褒美と思い、畑の段々を歩く。

左側の尾根筋へは、才覚地から来ている水平道路であり判る。本来の道跡は林道下にある。河戸(現在の水須)へも続いている。

住んでいた人の住居跡は残念ながら不明。山の中での生活の苦労が読める。生活していて腹痛の胃腸薬として黄連を家の周囲に造っていたと思うが見当たらない。次回には詳しく調べたい。

林道横には、浅い堀込が有。上に続いているので此れが水須への道跡と思えた。

しかし、岡田の尾根筋と比べると道幅も狭く、掘り込みも浅いので通行する人達は小原谷沿いが多かった様に見える。

久し振りに会うカモシカさん。大雪の山で暮らし、元気な姿を見せてくれる。此方を見ているのでまた、「来るよ。」と、言葉を掛けて帰る。

ここ迄、道跡が判れば難なく繋がるのだが運悪くGPSを持参していないのが悔い也。

 

 

 

 

 

 


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うれ往来・鎌倉街道への期待膨らむ。

2022年05月21日 | Weblog

 先日、知人から「うれ往来・鎌倉街道」への解明に繋がる嬉しい声が戴く。その多くは山の奥に位置し、廃道で不明の所であり、現在も未解明の地に当たります。

現在は、途中までの一歩を踏み出した所であり、尾根筋迄も行って居ません。水須からの道跡を追跡する資料が出来れば、富山県内での「うれ往来・鎌倉街道」の、あの深い薬研堀の全容が解明されると思われます。「アルプス越えの鎌倉街道」の著者である服部祐雄さん達の通過された道跡がデジタル化され、データが作成出来ること願っている。

      この先からも深い薬研堀が目に飛び込む。

ご隠居の身であり、それ迄は自分の足で歩ける範囲内で、山歩きを楽しみたい。

先日、古道へ行くと、若者達がマウンテンバイクで一部の古道にある小枝を取除き整備し楽しんでいるが違和感を感じる。数百年経過し、現在も、当時の姿を残しているのを見ると、静かに歩くだけに出来ないものかと思案する。

 

 

 


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うれ往来・鎌倉街道への調査始まる。

2022年05月15日 | Weblog

偶然、見つけた古道の調査をお願いしていたところ、漸く、富山市埋蔵文化センターさんから調査への一報が届き、同行する。

全長約10キロあるのですが約5キロ区間を案内する。

初めて古道を見付けた所から調査開始する。

尾根筋の開けた所は時々あるので入念に調べる一行。

古道と林道が併用されている所にあるイノシシのヌタバ。

丸坪山近くにある大きい石は此れしかなく、小石もない。

丸坪山で地図と照合する一行。

 中滝山の遺跡物は鉄塔工事で散乱している。

中滝山近くの石仏。

この地点に着いた時には小雨が降り出し1回目の調査を終える。

 長年、地元の皆さんや県外からの応援を戴き、汗を流した皆さんの顔を思い出しながらここ迄漕ぎつけました。まだまだ、資料不足の

不思議な古道であり、あの尾根筋の薬研堀は誰が造ったのか・・・あれだけの土砂を掘り出した人々を采配した人、掘った人、利用した人達の思いが、あの峰々に刻まれているのを見る度に想いは尽きません。

 次回迄には、次の場所を草刈りや倒木を処理しないと草に負けます。皆さん応援お願いします。

 


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うれ往来・鎌倉街道、春の道跡へ

2022年05月02日 | Weblog

晴天続きを待ち、知人と道跡の様子を見に行く。林道を車で進み、ナタメから進むのだが倒木は少ないが刈り残した竹が

足に引っ掛かり気になる。

          遠くに大辻山が見えてくる。

薬研堀には小さい小枝が多くあり、取除きながら進む。大きい倒木は今回残して置く。

目の前に宮谷山が姿を現す。曲がりくねった薬研堀の道跡を下がれば宮谷山の尾根筋に入る。

倒木も大きい物は次回に残し、小さいものは処理する。

宮谷山の尾根筋に着くまでは、笹や蔓に悩まされ体力も消耗し、腰痛の原因を作った場所であり、想いは尽きない。

参加された皆さんと共に、思わず万歳の声がこの谷間に響かせた記憶が蘇る。

   昨年の春の記録。地元の面々や県外からの参加者も多く集まり、牧の峠から到達する。(2回目)

丸坪山から来て、後100m残っていると伝えながら草刈りし宮谷山の裾に到達する。(1回目)

Tテレビのカメラマンさんがドロンでの撮影をされた記憶がある因縁の場所。

此処では、昨年の春に牧の峠からここ迄皆さんと来た所であり、皆さんが心一つにして道跡を繋げた記憶が付近の木々に残っているのではと自分ながらに想像を逞しくする。Kテレビのカメラマンさんもここまで同行し一つの記録を残されたのが嬉しかった。

宮谷山を後ろにしながら丸坪山へ向かう・・・。

知人と林道に着き帰る。林道先の倒木も見て帰る。

 


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