雨の日は、老いたる時間に誘われて写真のネガを整理している。そんな中に見付けたネガに、昭和43年から45年に立山で全日本選抜スラローム大会が開催された時のものがあった。
立山・ライチョウ沢での開催については、国立公園内であり、富山営林署の管理ないであり厳しい中での開催であった。日本で、標高2500mの高地での開催は初めてであり、ルフトハンザ航空さんの肝いりで開催に扱ぎ付けた。
後ろには、第3回立山ルフトハンザ全日本選抜スラローム大会とある。
旗の前で記念写真を写す。これが世界のトップ選手の服装と長いスキー。
当時、自衛隊さんも役員として応援に駆けつけているのか判る。
サインを戴く知人。彼は、このヤッケを持っているだろうか?
カール・シュランツさんやドイツ選手がこの雷鳥沢で滑ってくれた。
あれから54年、写真の整理をしなかったら私の記憶の片隅で「そんなことがあったな・・」で終わっていたと思える。当時、29才頃でありスキーの楽しい時期だった。
金具は、マーカーで靴は金具付きであるが長い皮ひもで靴を縛っている。
どれを見ても懐かしいものばかりである。計測も時計の大きいものと無線だった気がするが記憶は定かでない。
今回、ネガも、色がさめているが我慢しながら載せて見ました。当時を知る方が御出ででしたら立山の雪山を想い出して戴ければ幸いです。