立山のおじさん

北アルプス 立山山麓物語

うれ往来・鎌倉街道の不思議な石。

2021年07月10日 | Weblog

晴れた日に山へと思っても、毎日降る雨で行けず資料の整理をしていると丸坪山手前の道跡の横にある、大きく、四角い石を思い出した。

今回の薬研堀ルートの中で随一見掛けた石である。それも尾根筋にある石としてはこの石だけで、小さい小石も見当たらない。

この道跡を登ってくると道の横に石はあった。

全体から見ると四角い石であり、座るには持ってこいの大きさである。

道跡は尾根筋にあり、周囲は雑木林でもあり、大きい木はない。展望は最高の眺めが望める所である。

何故、ここだけに大きい石があるのか不思議な場所である。武将が休憩する為の石か・・・

其れとも何かの目印なのか・・・・多くの山城を見ていると、城の主たる所には大きくて重い石を山の上に運び揚げて

あるのを思うと想像は尽きない。

尾根筋には、境界を示す杭があり道跡の真ん中に打ち込んである。

杭の横にこんな悪戯がしてあった。ゴミは嫌だね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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うれ往来・鎌倉街道に「サイノ神坂」と呼ぶ坂があった。

2021年07月02日 | Weblog

うれ往来・鎌倉街道の一部で呼び名が複数ある山の名前も確定は出来ていないが、中滝から水須迄の間にある石仏は2か所にある。その中の石仏の所に小石が多く山積され、小石の周りは大きい石で囲ってあり石塚と思ったりしていた。そんな時に黒部奥山古地図(富山県立図書館)のポスターを戴き細部を拡大すると「うれ往来・鎌倉街道」の花崎から上野集落への古道が記載されている中で「サイノ神坂」と記した所があった。今まで聞いたことが無く、知人に聞くと古地図に載っていると知らせてもらった。

     「サイノ神坂」と呼ぶに相応しい所に石仏があった。

この場所の上には平らな所があり、周囲の真中は、約50度の急斜面でその周囲の斜面は2段から3段ある。

段の高さは約3mある。現在は竹藪が茂っているが見事な段差が目に入る。段差の上には長さ約50m位、高さ1.50cmの土塁が続いている。何か山城の様な気がする。

 「土塁」の上を調べる知人

今までに知られていない事が不思議な場所である。

この下には上滝市内があり、富山平野が一望出来る所で、外敵を見つけるには最高の場所である。

この周囲は中滝遺跡地区でもあり詳細に調べたい所だ。

 

 

 

 

 

 

 


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