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立山のおじさん

北アルプス 立山山麓物語

有峰は紅葉が終わりを告げていた。

2023年11月05日 | Weblog
暫く来ていない某所へ入る。ナメコを採るつもりで来たが、倒木はカラカラ天気と暖かい気温でナメコは小さい。山の中はスカスカに見透視が聞く。
       ヤット顔を出したナメコ。
 

細い倒木を動かすとナメコ菌が網状に姿を現す。凄い、天然菌の繁殖を見る。
舞茸の流れだが、晴天続きで倒木から落ちることもなく姿を現す。根元はしっかりと倒木に張り付り着いていたので取り去る。

谷筋の倒木にはナメコが出ている。ムキタケも顔を出していた。
途中の道路には、猿軍団が陽を浴びながらボス猿と行動を共にしている。

 ボス猿は左足を上げながら歩いている。痛いのか途中で止まる。
 その様子を見ている小猿。「言わざる。聞かざる」の姿なり。
           別の小猿も来て見ている。
         子ザルを抱っこしている親猿。

 まだ、若い猿達は暖かい日差しを浴びて時を過ごしている。夜は冷え込みも一段と厳しいと想うし、移動しながらこの周辺で越冬する軍団なり。 春には、元気な姿が見れるかも知れないと願いながら山を降りる。

今年は、柿は小さい、柚子は豊作。

2023年11月02日 | Weblog
 富山市内の熊騒動が続いている。山の中は熊の食べ物は全く実を付けていないので、数年前の繰り返しが続いている。熊の駆除なのか、人間の知恵くらべか続いている。
 長男の家にある柿も多くの実を付けている。まさか、こんな住宅地迄熊が来るとは思えないので知り合いに持って行ったりしている。
今年の柿の実は全体に小さい。夏の水不足のだったのか・・・

 畑に移植した柚子も昨年から実を付けだしてくれた。夏は水を再々補給して置いたので良かった様だ。

      畑に植えたパンパスグラスも花を全部開く。
今年も、後2ケ月になる。振り返ればなにをしたのかたいしたことことはしていない。長男の家との二所帯を行ったり来たりの繰り返しだった。
 まぁ、新しい友達が増えて余暇を楽しんでいる。先日は、その人のお宝を拝見し、見事さに圧倒された。素晴らしいの一言に尽きる。後は知人の叙勲が嬉しい。



「うれ往来・鎌倉街道」の水須集落から足洗谷へ

2023年10月29日 | Weblog
6月からの想いを胸に足洗谷に挑む。
午前8.30集合に皆さんの元気な姿を見る。新しく参加される人達も交えての山行きとなるが、呼び掛けた私が老齢でなので体が持つのか心配する。
 全員が一斉に集まる。熊の心配も含めて装備の確認する。

 若い知人も、膝の心配をするが元気な姿では心配は要らないと思えた。
今回初めてベテラン女性の参加があり全員の心が和む。
  富山平野が一望出来る五俵平。
 道跡にマーキングを付ける。
   道跡の草刈りをしながら進む。

      初めての人達に説明しながら進むベテランさん。
 6月には、それなりのマーキングがされているので進みやすい。
道跡もこの付近から藪や倒木の大きい物が姿を現し、コンパスの短い私には苦労する。

 所々に残る道跡は、浅い、深いを繰り返しながら続く。

   激藪に入ると高台に付く。富山市内の展望が見える。
  急斜面に入ると道跡は消えて雑木が前に姿を見せる。一歩進むにも時間が
掛かるが若い皆さんがGPSでの計測をしながら予定していたコースに向けて進む。前に来て食事を済ませた地点を過ぎて前進する。
だが、倒木2本前進を妨げるので後発組はここで待避する。先発組はそこから高巻して足洗谷へ降りる。谷筋には対岸への取り口が見付からないので先発組は引き返して来る。待避組と合流し報告を受ける。残念・・・。中食時間でもあり前に食事した所の道跡迄引き返して昼食とする。
 
紅一点の女性から戴いた果物はが美味かった。男所帯の悲しさを味わう。

  GPSの確認をする皆さん。
  後は、次回に託して山を降りる皆さん。怪我も無く下山出来て良かった。
 


 パソコンに記録を入れると対岸の道跡が見えて来る。谷筋の上に対岸へ
の道跡が見えて来る。だが、紅葉が済むまで目視は難しいので前より進めただけでも良いと心に留める。
 翌日には、皆さんから多くの意見を戴く。皆さんも心残りがあると見えて
詳細に話されるので、次回へのステップとして糧にしたい。
 皆さんご苦労様でした。
 難攻不落の足洗谷である。







パンパスグラスの穂も全開。

2023年10月16日 | Weblog
9月中旬から咲き出した穂先も漸く全部伸びて開きだす。
 庭のパンパスグラスは、成長がいまいちなり。水不足かも知れない。

畑に植えたものは大きく育つ。開花する幹も開く。来年には、もう少し多く開花することに期待したい。
庭のイチジクも大きくなる。

何故か、今年はイチジクの葉の裏に多くセミの殻が付いている。余り見掛けないのだが・・・・
 先日、山へ行くとナナカマドの実が付いていない。葉は枯れ始めている。
ブナの実も全く着いていない。山プドーも実が付いていないのでお酒は諦める。ナラタケは先日の雨で一斉に出る。例年より一週間は遅い。変な年である。また、イノシシの子供を多く見掛ける。


海抜0mへの緒戦

2023年10月07日 | Weblog
知人にお願いしていた海抜0mへの誘いに乗る。

船の係留されている場所で待ち合わせする。

船に被せてあるシート等の取外しから始まる。如何せん何から手伝えば良いのか全く分からないのでお任せする。

 いよいよ、エンジンスタートとなる。乗船は知人と私一人とは贅沢なり。
  釣竿が用意されていた。
波の静かな沖に出ると錨を降ろす知人。深さ40mという。
釣りの準備に取り掛かるが私は足手纏いにならない様に見ているだけ。釣竿を入れて10分も経過しないのにアマ鯛が連れ出す。幸先が良い。アジ、ハチ目等が釣れる。糸が絡まり苦戦する。

   

船の横には海鳥が1m近く迄寄って来る。



 天気が良いので新湊大橋へ向けて船を走らせる。

  船は快適なエンジン音を出して走る。



 新湊大橋迄3㌔近くまで行くが、波の形が細かくなって来るのと風が吹き出す。
知人も天候の読みが深く、良く知っていて、初めての私に気を使い港へ戻る。沖に出ていた他の舟も引き返して来る。明日は天気が崩れるのかと思った。


 係留されている場所に戻りホッとする。知人は、海水で船内の清掃をするので手伝う。 乗ってみたいと思った船に乗せて戴き有難うございました。
 山ばかり行っているので0mの世界を知る最良の機会でした。 帰りは、釣った魚を戴き刺身で食べました。


里のパンパスグラスが咲き出す

2023年09月28日 | Weblog
標高610mに植えてから2回花が開花したが一向に大きくならないので里へ植え替えすると一度に花が咲き出す。
         庭の乾燥した所にも強い様だ。
   株分けした此方は畑の一角なので勢いが良い。

植替えして8ケ月で大きく育ち、花も咲き出す。今年の晴天続きが良い様だ。
もう少し開花する様子を見守りたい。

「うれ往来・鎌倉街道」が通過する東笠山へ

2023年09月20日 | Weblog
待望の「東笠山」行きの願いを山のベテランである若手の知人達が誘ってくれた。当初から、あの谷筋は登れないと話していたが「大丈夫、登れる」の声に勇気を貰い、「うれ往来・鎌倉街道」を歩いたキノコに詳しい知人も誘って行く。

    AМ6.00開通前の亀谷林道は連休で渋滞していた。
   渋滞で止まっていると横のポールにカラスが此方を見ている。
             快晴の祐延ダムを見る。
    
          真中の谷筋が癖ものだ。
祐延ダムの車止めであった釣り人さん。有峰について詳しかった。7月の小口川線林道開通前から祐延湖へ釣りに来ているという。
   祐延ダム湖で使用されている「すけのべ丸」。
      水平道路に掛けてある橋から谷筋を挑む。
 登れども深い谷筋は視界が効かない。見掛けるのは滑る石ころと急坂。
 背丈まで伸びた笹薮とハイ松の中を過ぎると草付きの別世界が広がる。
 思わずリックを降ろしカメラに収める。この境目が心を引き付ける。
 右側は草付き、左側はハイ松が茂る。風の強さを実感する。今も、風は飛騨    方面から富山平野に向けて吹いているのは地形に沿った自然の技と悟。
 皆さんは、踏みしめられた草付きの道跡でカメラとスマホのビデオを作動させている。別天地は人の心を揺さぶる。
   笠の様な頂に三角点があった。
     富山平野、真中に剣岳、立山三山、独りぼっちの世界。
    
6月に、隣の工房へ知人達と薬師岳山頂へ荷揚げ前の「薬師堂」を見学に行き見ていた「薬師堂」を山頂に抱える「薬師岳」が目の前に。「薬師堂」も山頂から東笠山へ来ている自分達を見ていると想う自分なり。
   6月に工房で製作されていた『薬師堂』。(撮影は許可を経ています)
    富山平野、能登半島が薄っすらと見える。
富山市内も見えている。旅人たちはどんな想いだっただろうか・・・
目的の古道探しに向こうが見当たらない。引き返す途中にあったリンドウの花を写していると斜面に凸凹の違和感を感じる。目線を低くする。
 浅い凸凹の違和感を写し、辿ると続く、??「これだ。」思わず口にする。
持参した赤色立体図とGPSで確認する。間違いない。
 応援されている知人達の顔が頭に浮かぶ。
後方から来る知人に知らせ道跡を辿る。彼もマーキングをハイ松に付けて進む。
引き返して、高杉山方面に続く道跡を探査する。彼も確認する。
 道跡は谷筋を通過し対岸へ進み続く。赤色立体図とも合わせ溝も確認。
  目的地の全体図はCS立体図を作成した知人からの提供が役立つ。

 真中にある緑の線が「うれ往来・鎌倉街道」を示す線。
 赤色立体図も併せて確認し、精度の高さを味わう。

 道跡の一部を確認し、山頂で帰る時間を心配する知人達と写す。
 お互いに心は軽いが、帰りの急斜面を気にする面々は最後が肝心と・・・
          これより谷筋へ入る。
 漸く、祐延ダムサイドに到着し車に乗る。朝に会った釣り師さん達は帰っていなかった。車を駐車した大山歴史民俗資料館に着くと有峰ハウス勤務の人と会う。うれ往来・鎌倉街道を通過している東笠山へ行ってきた話をしていると釣り師さん達は、有峰ハウスに泊まり釣りをされていると判る。有峰に付いても詳しいと聞く。話は弾み、こんなトントン拍子に話が聞けた日は無い。久し振りに知人達とも会い楽しい一日だった。生きる日々に感謝します。





年一回の花が開花する。

2023年09月13日 | Weblog
久し振りに山へ行く。この時期から1ケ月間、山中で人知れず大木の根元で開花する貴重な花びら探しに出掛ける。

   有峰湖の水位も温暖化で雨が降らないので随分下がっていた。
山の中に入り、目的地へ辿り着くと、大木の根元には今年も茶系統の舞茸が咲いていた。思わず心の中で山の神に感謝する。
    少し、来るのが遅かったが初物なので採る。

   次の大木では、黒が顔を出している。小さいので見置にする。
いよいよ、始まったプロ集団の世界だ。山の中は、倒木を転がした新しい跡が多く見掛ける。直径1mの倒木が約4m動かされている。恐らく大きい熊と思われた。ブナの実は不作と言うし、今年生まれた小さいイノシシが数匹歩いている。里にも此れから山の主が姿を見せる気がする。
 

東笠山への登山は・・・

2023年09月03日 | Weblog
「うれ往来・鎌倉街道」の革新部分が動きだす雰囲気になる。前から同行者さんを探していたら知り合いから電話があり突然のアプローチを戴く。
 その方々は、前にお世話になった方々であり、同じ古道を求めて御出でだった。 早速、お会いし「うれ往来・鎌倉街道」についての経過をお聞き頂き了解をされる。「数年掛かるかもしれないがGPSで古道を記録することを目的としている」と伝える。現在、多くの資料が集まりうれ往来・鎌倉街道の姿が確認出来ていて心配は要らないが、現地は健脚で、体力が無ければ行けない事も伝える。良く似た年齢層であり、多くの山へ登山されているので安堵する。

  有峰・祐延ダム
祐延ダムを渡り、右岸側の水平道路を約300m進むと左側の谷筋を登る。
   真中の谷筋を登れば東笠山の尾根筋に出る。
 同じ古道を求める人達であり、自分達が歩いた古道を数回に渡り確認されている事を聞くと嬉しく心が弾む。
 数百年前の武士達の思いや、藩の役人や旅人、有峰の人々達が通った薬研堀の深い道跡にはいろいろな思いが詰っているのを想像する。
 有峰から里の村へお嫁に来たお嫁さんは、里から離れて歩く、峠や尾根筋で何を考えていただろうか?谷筋ではわらじで、足は泥だらけだったのでは・・。花嫁衣装は・・・。里帰りをしたのだろうか・・・。 
 先に、里の集落を訪ねた時に、、有峰からお嫁さんが来ていた話を聴かされていたのを思い出す。 生活の物資を仕入れに来た人、薬師岳への願いことを託すのに奉納剣を持参した人々、伊勢神宮参拝や旅へ出るのにお札を大川寺へ行ってもらった人等が歩いた、東笠山の尾根筋から見る360度の絶景は人々の心にどの様に映ったのだろうか?・・
 そんな「うれ往来・鎌倉街道」を記録することに賛同された仲間が増えたので心強い。 宜しくお願いします。






秋の散策は熊の出会い

2023年08月28日 | Weblog

          有峰湖を望む展望台
 先日から有峰の折立キャンプ場付近や有峰森林村付近付近での熊の駆除がされたと報道は伝えている。そんな有峰へ通うこと数十年、熊との出会いは数知れない土木工事の人達からは有峰の熊は「おとなしい」と聞かされていた。山のベテランであるキノコ採りの人々からも良く聞いていたが食べ物のある所では「一度覚えた味は熊は忘れない」ので、必ず熊は現れると言う。正しく今回の事故はそのものズバリだった。登山者の集まる所には、心無い登山者がゴミが捨てられたりするので味を覚えた熊は集まって不思議ではない。正しく人災である。
山菜採り・キノコ採りの人々は熊の行動を熟知しているのでゴミは必ず持ち帰る。それでもに熊と鉢合わせがあるので、人間の存在を知らせる最低限の鈴やラジオを携帯されている。当方も熊との出会いも多くあるが幾分慣れも手伝い最低限の装備だけは身に着けて山に入るが熊スプレーを使用迄にはお陰様で至っていない。そんな有峰湖へ秋への様子見に行くと湖水脇の林道で山の主に会う。春には一度も姿を見なかったのに行き成り会う。  

   林道脇を歩く熊さん。
     車が多く通過するが見て見ない振りで餌を求めている。
  車を停めて見ていると林道の様子を窺がう様に顔を上げる。
この付近には、何時も熊が居る。この林道を挟んで山に生活している熊で
昨年の暮れから見ると大きくなっている。子熊はいなかった。
林道を進むが熊棚は見掛けなかった。連日の晴天続きで餌が少ないと思えた。
 此れからも注意が必要と見る。