立山山麓スキー場のスキーシーズンも始まりました。
地元の民俗博物館に行く事があり、館内を見学する機会に恵まれした。
係員さんの案内で、館内の一角にある古びたスキーを見つけビックリ・・・・制作年月日は不明だがススケて黒くなり、細い竹で作った前長2mのスキー1組を発見する。
細い竹を5本組み合わせてある。竹と竹の間は横から針金で縛ってあり、真ん中には靴を縛る穴が数か所付いている。
真ん中に先端部分があり、両側に2本の竹をそれぞれ組み込んである。
このスキーはどんな所で使用されたのか・・・・想像すれば、ウサギ狩りか・・・・
友達とスキー滑降かに使用したのか・・・
当時の学校に通学するのに使ったのか・・・・
この長いスキーの上に乗る若い青年が格好良く乗ったものと想像すると頼もしく思われる。
下のスキーは、大正時代か・・・昭和初期の制作と思われる。
県内に、スキーが普及したのも野山を駆け巡るスキーが最初であり、そのスキーを使って自然の中を数キロを走る競技が最初の記録として残っている。富山県でスキーを制作したのは、城端の波多スキーが初めだった。このスキーには、プレートには城端と刻印がしてある。金具も、スキー靴の踵が上に挙がるようになっている。
靴を取り付ける金具(靴を掛ける紐は付いていないない)
金具の踵が挙がるので歩きやすい
刻印されているプレート板には、城端とローマ字で刻印されスキー滑降のイラスト入である。
スキーを愛する一人として貴重なスキーは、末永く、是非残したいものだ。