古道はあった。
↑この上の尾根筋にある。
標高150mから530m迄の尾根筋を彫り込んだ道跡はこの先にある鎌倉街道へと続いているのか・・・
沿道沿いの道を知る人に聞くと、「昔から道跡はあり、道を登って山の奥で薪を採ってきたと言う」
「薪を担いで歩くと、道幅の細い所では薪が道の壁に支えて歩きにくかったので蟹のように横になって降りてきた。」語って戴く。
街道探しも、この暑さには日陰があって良いのだが・・・イマイチ暑さには身体がついていかないので家に居る。
朝早く行けば良いのだが・・・・と、思いだけはある。
今までに判明している距離は3.5キロになる。よくぞここ迄、山の尾根を掘ったものと感心する。
道を付けるにも、毎日、山に入り幾度ともなく各尾根を調査して一番効率の良い道を模索している先人の知恵に驚く。
こんな道は、現代と違い道具らしきものもない中で、鍬とツルハシ、モッコ、ノコギリ、ナタ、天秤棒位だと思われる。
働く人たちは、近在の農家の人達が呼び出されて働いたものと思われるその道が、今も綺麗に残っている事が嬉しい。