友人との山菜取りから始まり、古道への興味に深入りして5年が過ぎて何とか一つの方向が見えてきました。
それは一枚の航空写真からはじまった。
右側は、常願寺川と岡田集落。左側は、岡田の山 昭和58年5月撮影 (国土地理院より)
山の尾根筋に深く掘られた穴は延々と尾根筋に続いていた。まさしく鎌倉街道の薬研堀という作りそのものだった。
現地で見つけたあの深い掘り込みの道跡を辿れば、越中から飛騨へ進み、安房峠を過ぎて信州へ抜けるとは想像もしなかった。
今こそ、航空写真で見れるが中世時代の人々は想像していたのだろうか・・・・
地元の人々も山の尾根筋にあり、道跡の存在は知っていたが、何処へ行くのか誰も知らなかった。
不思議な街道だったのであり、その道跡に魅せられた私も深入りの仲間に入り穴から出られなくなった。