ウクライナ軍は、８月１２日からの越境攻撃を開始、ロシア西部クルスク州２８集落を制圧し、これまでの住民の死者は１２人、負傷者は１２１人に上っているという。
ウクライナ軍は国境から１２キロ進軍し、占拠地域の幅は４０キロに至るとされる。
プーチン大統領は、ウクライナの越境攻撃の目的は「将来の交渉におけるウクライナの立場を向上させることだ」と指摘、敵を国境外に追い出すよう国防省に求めた。
しかし、現状では、ロシア側はウクライナ軍をロシア領内から一掃できずに掃討作戦が続いている。
プーチン氏も認めているように、ウクライナのロシア領攻撃は、ウクライナ東部などで進軍するロシア軍を食い止めることや、ロシア国民を脅かさせプーチン大統領の失脚を狙っていることのようだ。
加えて、現在、ロシアに支配されているウクライナ東南部３州との交換条件を作り出すこととも言われている。
この進撃はウクライナの精鋭部隊により行われており、果たしてロシア領のどこまで進軍する見込みなのか。
反面、ロシア側がこれに反撃し、軍をウクライナ領深部にまで反撃する可能性が出てくるか否か。
ここ数日の動きに世界の目が向けられる。「関連：７月２１日」
