自民党総裁選挙は9月に行われるが、岸田文雄首相が不出馬を表明したため常連と言われていた人物の他に新顔が立候補する状況になっている。
トップバッターとして以前から名前は出ていたが、小林鷹之前経済安保相(49)が先ず名乗りを上げそうだ。
また、加藤勝信元官房長官(68)、斎藤健経済産業相(65)も立候補に積極的だ。
この3人は、今まで立候補するとは思われていなかったが、常連の立候補者の機先を制して名乗りを上げそうだ。いずれも東大出身の官僚経験者だが、あまり国民にはなじみのない人物だ。
また、前々から出馬の意欲を隠していない茂木敏充幹事長(68)も必ず出馬するだろう。
一方、立候補常連の石破茂元幹事長(67)は、20名の推薦人の目途がついたと言っており、立候補することは間違いないようだ。
また、河野太郎デジタル相(61)は出る気満々、小泉進次郎元環境相(43)は今のところ無言を通しているようだ。
常連の高市早苗経済安全保障担当相(63)や野田聖子元総務相(63)も出馬を模索するが、必要な20人の推薦人確保が課題となっている。
旧岸田派からは一時話題になった上川陽子外相(71)と林芳正官房長官(63)も意欲を示しているようだが、同じ派閥から2人は厳しいだろう。林氏は、元々、首相就任を政治家としての目標にしているが、今回、2度目の立候補となる。
立候補には最小20人の国会議員の推薦が必要だが、この中で誰がどれだけの推薦人を集めることができるかが先ずは注目される。
最大派閥だった旧安倍派の議員がどのような動きをするのかにも目が離せない。「関連:8月15日」