日本圧勝、Ｂ組１位で予選突破＝サッカーアジア杯

　中東カタールで行われている第１５回サッカーアジアカップで、勝ち点４としていたＢ組の日本は、昨夜（日本時間１７日午後１１時１５分）決勝トーナメント進出に向けサウジアラビアと対戦、キックオフからわずか１９分間で３点を奪い、早々と勝負を決定付けた。
　
　先ず前半８分、中央の遠藤保二（ガ大阪）が相手ディフェンスの裏のスペースに送ったボールを岡崎慎司（清水）が走り込み、ワンタッチで絶妙な浮き球パスで、難なく先制点を奪った。次いで１３分に左クロスに対し、右から岡崎が飛び込むと、相手ＤＦは付いていけず２点目、Ｂ組で既に敗退が決定していたサウジアラビアは元気が無く、こんどは１９分に前田遼一（磐田）が中央へ入れて３点目を奪った。
　
　後半は前半に警告を受けた内田篤人（シャルケ０４・ドイツ）に代わり、ＤＦ伊野波雅彦（鹿島）を投入。後半６分、その伊野波の右クロスを前田が頭で決めて４―０、同３５分にはゴール前で前田のパスを受けた岡崎がハットトリックとなる３点目をあげ、５―０で圧勝した。
　日本は勝ち点を７としＢ組１位で、２１日の準々決勝でＡ組２位のカタール（世界ランク１０５位）と対戦することになった。 「写真：前半１３分、岡崎はヘディングで２点目のゴールを決める＝朝日」「関連：１月１０日」