正さん日記

世の中思いにつれて

新型ウイルス感染者増える中で、中国企業の生産再開 クルーズ船強制待機期間終了迫る

2020-02-10 15:34:08 | 世界

 新型コロナウイルスの感染者は、中国本土で新たに3062人増えて4万171人となり、死者は908人になった。感染者中6484人が重症者となっている。

 中国本土の死者と感染者はほとんどが武漢市のある湖北省から出ていて、現地では医療機関の受け入れ態勢が不十分な状況が続いている。

 中国と世界28カ国と地域では、感染者は4万500人、死者は910人に上っている。この数値を正しいものとして単純に引算すると、中国以外での感染者は28か国で329人、死者は2人の計算になる。

 かつてのSARSでは、致死率が約11%だったが、これを当てはめると今度の新型は今のところ死者は少ないが、気になるのは6484人の重症者だ。

 現在も感染は武漢市に集中していることは変わりなく、武漢では長期に亘り新型との戦いでかなり疲弊している様子だ。特に医療機関と医師の不足は深刻になっている。

 そんな中で、企業は春節を経ていつまでも休業している分にもいかず、日本企業を含めて生産再開をするところが多いが、感染への警戒、交通機関が再開できない所もあって生産再開は手間取っている様子だ。

 日本においては、クルーズ船のダイヤモンド・プリンセス号で70人の感染者が出たが、待機期間終了の19日まで3600人の乗客、乗組員の検査をどうするかが注目されている。

 下船する段階ですべての人の検査を行うとの話があるが、果たしてそれが可能なのか判断は難しい。

 また、外国人の帰国についても多くの人は航空機を利用することになると思うが、防疫手段をどうするのかなど工夫を要するだろう。

 ところで、ダイヤモンド・プリンセス号の乗客について、総ての費用を払い戻すとのことだが、会社の決断は清々しい。

 新型コロナウイルスは、2~3日前、一日の発症者が前日を下回ったので下降線に乗るか期待されたが、まだそこまでは行っていないようだ。何とか早くピークを打って欲しいものだ。「関連:2月9日

 

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