新型コロナウイルスは、発症元の湖北省武漢市の感染者が増え続けているが、武漢から帰国した日本人５６５人の内８名が感染していて感染率が１．４％であったことから、武漢市の人口１１００万人に単純に当てはめると１５万４千人になる。
新型コロナウイルスは、既に中国全土に広がっており、その数は武漢より多くなっているので、推計すると何十万人になるのか想像がつかない。
中国政府の発表では、武漢で１万何千人、中国全体でも１万人台となっているので人数が合わないが、死者数が３６０人と発表されているので、１万人台に対する死者数が多いと思われ、その点から推計すると実際の発症数は十万人単位の方が正しいのかも知れない。
それを裏付けるようにアメリカは中国全土からの渡航者の入国を禁止した。日本は武漢を含めた湖北省からの渡航者の入国を禁止しているが、アメリカの厳重な処置と比べて大丈夫なのかと心配になる。
アメリカと日本とでは、中国との距離、観光客数などで条件が相当異なるが、今や新型コロナウイルスが武漢だけではなく、中国全体に広がっているのであるならば、湖北省に限ることは「頭隠して尻隠さず」の類になるので、やはりアメリカに倣って中国全体を対象に入国禁止をせざるを得ないかも知れない。「関連：２月２日」
