クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号で新型コロナウイルスに感染した80代の男女2人が死亡した。先に死亡した80代女性と合わせ死亡者は3人になった。
ダイヤモンド・プリンセス号乗員については、昨日から今日に掛けて検疫の結果陰性の人を下船させている。明日で非感染者全員の下船が終了するようだ。
下船した人は、一般の人と同じように普通の交通機関を利用してそれぞれで帰還しているようだが、これに対しアメリカのニューヨークタイムズ紙は、「日本はクルーズ船の乗客を解放。これは安全なのか?」という見出しの記事を発表。下船について「世界の大部分は、安心しているとは到底思えない」と報じた。
これに対し日本政府は、「2週間の検疫を終え、今回下船が許された乗客は最終的な検査で陰性判定が出ているのだから、下船は問題ない。公共交通機関で帰宅しても良い」との見解を示した。
専門的には、ウイルスを少数持っている人は、今陰性でも徐々にウイルスが増殖してくる危険性があるようなので、ニューヨークタイムズ紙はそれを捉えて懐疑的な見方をしているものと思う。
その危険性を考えると、下船後一定期間は人に接触しない方が、安全性が保たれると考えられ、普通の交通機関の利用は避けた方が良いことになるのだろう。「関連:2月18日」