正さん日記

世の中思いにつれて

安倍首相、ヤジを撤回、謝罪を確約、野党が軟化し国会正常化へ

2020-02-13 12:20:50 | 政治

 新型コロナウイルス対策に万全を期さなければならない国会の衆議院予算委員会で、また安倍晋三首相が閣僚席からえげつないヤジを飛ばして会議は紛糾した。

 立憲民主党の女性論客辻元清美氏の痛烈な質問を受けみけんに皺を寄せて応じていた安倍氏が、質問を終えて自席へ戻る辻元氏の後ろ姿に「意味のない質問だ」とヤジを投げかけた。

 このヤジで委員会は紛糾、棚橋弘至予算委員長がそのまま議事を続けようとした。10分ほど議事が中断、止むを得なく、次の質問に立った逢坂誠二氏は烈火のごとく怒り首相を非難した。

 安倍首相は、この前も無所属の今井雅人氏に閣僚席からヤジを飛ばし物議をかもしたが、これほど品の無い首相は今までに少ないと思う。

 有名なのは吉田茂首相の「馬鹿野郎」発言だが、野党は今回のヤジはこれに匹敵すると言っている。

 反面、安倍首相は、相手からのヤジについては人一倍気にしているようだ。答弁中、ヤジを飛ばされると話を中断し委員長にヤジを止めさせるよう神経質に求めている。つまり、自分勝手な性格のようだ。

 もう一つ安倍首相が首相らしくないのは、大方が疑っている自身のウソを棚に上げて相手をウソつき呼ばわりしていることだ。

 先の「桜を見る会」を巡り、立憲民主党の黒岩宇洋議員に「ウソつき」と言葉を浴びせた。安倍氏自身の森友、加計、桜を見る会問題で、ウソの答弁を疑われている中で、それをカモフラージュするためだと疑念を持たれている。

 野党は、安倍首相が昨日のヤジを謝罪し撤回しない限る今後の審議には応じないとしていたが、どうやら安倍首相が、「ヤジを詫びて、答弁席からの不規則発言は厳に慎む」と必ず言うことを確約したとして、安倍氏を懲罰委員会に掛けることを止め、国会は正常化に向かうことになったようだ。「関連:2月6日

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