中国を中心に猛威を振るっている新型コロナウイルスは、中国内では発症者が1万1千人を超し、死者は300人に達したと報じられている。
この発表から、凡そ死者数が発症者の3%と推計され相当高い死亡率となっている。
日本における毎年のインフルエンザの発症者1000万人に対し死亡者が1万人と言われ、死亡率0.1%に比べると30倍に当たりかなり深刻な状況と読み取れる。
インフルエンザについては、長い歴史の中で医学的な分析が重ねられ、毎年種類が異なっている中でも予防ワクチンが開発されているが、新型コロナウイルス場合、原因が未だ特定されず、これといったワクチンも無くそれだけ危険性があり不気味である。
伝えられるところでは、新型コロナウイルスは感染しても比較的重症に陥らないとのことだが、死亡率推計3%と聞くとそれはどうなのかなと疑問符がつく。
ただ、インフルエンザの場合、慢性呼吸器疾患、慢性心疾患、糖尿病、腎障害などがあると重症化しやすくなり、また、抗がん剤やステロイドの投与によって免疫不全がある場合も注意が必要とされている
さらに、乳幼児、高齢者、妊婦についても、重症化しやすいグループとしてあげられている。
新型コロナウイルスについても、重症化する患者はこのインフルエンザと同様リスクのある人と言われている。
それにしても死亡率が高いのは、このウイルスの特性なのか、それとも中国の医療事情と関係があるのか分からないが、よく分からないだけに厳重な管理と注意が必要になっている。「関連:1月31日」