正しい食事を考える会

食が乱れている中どういう食事が正しいのかをみんなで考え、それを実践する方法を考える会にしたいと思います。

マクナマラ氏はベトナム戦争の過ちを認めたが・・・

2009-07-07 | Weblog
 アメリカのマクナマラ氏は7月6日、93歳で死去した。氏は1960年代のケネデイ、ジョンソン米政権で国防長官を務め、ベトナム戦争本格介入を指導し、いまも「若者を無為に死地にに追いやった」非難を受けている。マクナマラ氏は「私は学んだ。人間は必ず間違いを犯す。だからそれを正すことに臆病になるな、ということをね。」と「ベトナム戦争の介入は過ちであった」ことを認めていた。

 日本の戦後、日本の食生活を指導したのが厚生省栄養課長の大磯敏雄氏でした。
大磯氏は「小麦食民族は積極性があり、頭がよくなる。日本人は頭をよくするために小麦を食べるべきだ。」と信仰していた。この信仰をどの様に布教するかを考え移動料理教室・キッチンカーを思いつき、昭和29年7月、東京都と組んでキッチンカー第1号試作した。そして布教団体として、昭和30、12.30新しい財団法人の日本食生活協会を作った。(所管厚生労働省健康局)

 副会長に国策パルプの南喜一氏、会長には政界実力者である賀屋興宣氏、そして実践部隊長としては、当時山口県庁衛生部にいた現役の栄養士・松谷満子氏をスカウトして体制を固めたのである。
 しかし、キッチンカーの建造は資金難で行き詰まっていた。

 それに目を付けたのがアメリカの小麦普及担当リチャード・バウム氏である。
多大資金を投入し、キッチンカーはアメリカの小麦戦略に活用されたのである。
 

 キッチンカーは昭和31年8台、33年8月に更に4台、計12台となり、35年には小型の栄養指導者も建造された。
沖縄を除く日本の各地に隈無く布教して回ったのです。

 そして、小麦は米を駆逐し日本は世界でも最低ランクの食料自給率の国になっているのです。

 粉食奨励を推進したのは、農林省の全国食生活改善協会(農林省管轄 荷見会長)もあります。

 これらの粉食奨励は正しかったのでしょうか。マクナマラのベトナム戦争介入と同じ誤りです。

 ベトナム戦争は終わり反省されていますが、粉食奨励、欧米食奨励は日本食生活協会と全国栄養改善協会に二つの団体は反省もなく現在も粉食奨励を継続しています。

組織がかっちり出来て、その影響力は大きいのです。
この活動を米食奨励に切り替えさせることが急務と考えます。

 私は「食事バランスガイド」がおかしいとこのブログで指摘してきましたが、その原因が、上記厚労省、農水省の粉食奨励の実践団体である2団体が中心になっているためであると分かりました。

 あの食事バランスガイドを良く見てください。
小麦粉食品、油、牛乳、乳製品、畜産物、の摂取をうたっています。

勿論、米も野菜も載せて這いますが、考え方は米も小麦も同じ扱いにしていることです。そして、今でも粉食奨励、牛乳奨励、肉奨励、油奨励をしているのです。

 何とかしなくては日本がつぶれます。

 食事バランスガイドや食育を言い出さなければならないのは、戦後の食生活の指導の誤りがあるからではないですか。しかしながら、

 粉食で頭が良くなると今でも本当に考えているのですか。米は世界一生産されている穀物ですよ。この国民は頭が悪いのですか。何故粉食奨励なのですか。

日本人は米なのか麦なのかよく考えるべきです。

今日(2009.7.7)も、さぶちゃんがラーメン番組をしていました。これも粉食奨励です。大歌手が知らず知らずの内に日本破壊をしたいるのです。

 戦後、米食民族の日本を小麦粉食にするというのがアメリカの小麦戦略ですが、これはアメリカの余剰農産物の処理という事情もありましたが、これは思いも寄らない効果があったのです。それは日本の弱体化に大きく貢献したのです。食による持久力の破壊、アメリカへの隷属化をもたらしました。

 アメリカの言うことをyes,YESと何でも聞かなければならなくなったのです。
 
 戦後アメリカが日本国憲法を押しつけましたが、その中には「日本の愚民化」政策が入っていました。

 この言葉は2009.7.4の「たかじんのそこまで言って委員会」に櫻井よしこさんが出演され、櫻井さんと日本を憂うことのテーマで勝谷さんが書いたボードに書いてありました。
 アメリカはいろいろ戦略を図って日本の愚民化を図る罠を仕掛けているのです。
日本人はそこに気づかなければならないのです。

 食の世界でも愚民化が行われています。

インターネットを見ていたら「武器としての食糧援助」(神戸市外国語大学大学院
の橘 秀和さんの論文)がありました。


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1 コメント

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始めまして (わりわり)
2010-05-15 09:40:12
はじめまして。わりわりといいます。
今日、私始めての食育の講演をいたします。講演と言っても、知り合いの塾で保護者を相手に話すだけのものですが・・・
なぜ私がかというと、食育実践者で頭の良い子供たちを育てたからです。
で、講演を前に昔を思い出し、粉の食事が悪い理由が見つからなく、ネットサーフィンしていてたどり着きました。
なんとなく思い出しました。ありがとうございます。またよらせてください。
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