正しい食事を考える会

食が乱れている中どういう食事が正しいのかをみんなで考え、それを実践する方法を考える会にしたいと思います。

有本邦太郎先生は懺悔した

2009-07-25 | Weblog
有本邦太郎先生は懺悔した

 インターネットを検索していて「山ちゃんの食べもの考・その132~瑞穂青果HP」と言うのに至りました。 その中の「沖縄「26ショック」と菊池養生園・竹熊宣孝先生の嘆き」いうタイトルの中に次のような記事がありました。 『・・・40年ほど前に沖縄の病院に勤務した折、肉やチョコレートなどの米国型食文化に浸り、家族ぐるみで肥満やアトピーなどに悩んだ竹熊先生の脳裏に、27年前の出来事がよみがえった。  ”日本人は米国に餌付けされた。その手先になったのが私だ。自分の教え子たちが、その政策に沿って世界に例のない一億総国際食実験をやっている。いずれ大変なことになるだろう”  1976年、東京で開かれた「第17回農民の健康会議」。パネリストとして「医は食に、食は農に学べ」と医・食・農の連携を説いた竹熊先生に会議終了後、やはりパネリストの元国立栄養研究所長、有本邦太郎先生(故人)が打ち明けた。  有本は46年、厚生省(当時)に新設された栄養課の初代課長。それは戦後日本の栄養行政を方向づけた責任者の懺悔だった。”もう私は退官し、力がない。取り返しはつかない…。竹熊さん、あとを頼む”  

「餌付け」とは、戦後の食糧難の時代に始まった『米国小麦戦略』のこと。栄養不足にあえぐ日本の子どもたちの命をパンと脱脂粉乳で救った学校給食の裏には、戦争終結によって輸出先を失い、小麦余剰に悩む米国の仕掛けがあった。政府は全国食生活改善協会などを中心に「栄養改善運動」を開始。56年から米国の小麦栽培者連盟などの資金援助をもとに、栄養士を乗せたキッチンカーを走らせ、全国2万カ所で小麦と大豆(油)を使ったホットケーキやスパゲティなどの粉食を広める「フライパン運動」を展開した。 さらに「コメを食うと頭が悪くなる」とする説を大学教授が発表するなど、米国型食生活は頭と胃袋の両面から、日本人を“洗脳”した。そして今、パン食に慣れ親しんだ子どもたちが大人になり、食卓の風景は大きく変化した。 国民一人当たりのコメの年間消費量は63キロと、この40年で半減。肉など食の洋風化(高脂質、高カロリー食)で体格は向上したものの生活習慣病やアレルギー、アトピーなど新たな病気が急増している。肉にも、米国ではヘルシー食として和食への関心が高い。』

有本邦太郎先生とは書いてあるとおり厚生省栄養課初代課長でその課長補佐が大磯敏雄氏です。 有本先生は自分がやってきたことの過ちを認めていたと言うことです。しかし、二代目課長大磯氏は 拙稿「大磯敏雄氏の米に対する見解ー栄養随想から」に書いているとおり、米を食べる民族は積極性に乏しく、頭を使わないので工夫することをしないし、金儲けも考えないし、体力もないので小麦粉食をすべきであると粉食奨励を本当に信じて行ったのです。そのことは余剰小麦を抱えるアメリカにとっては願ってもないことだったのです。多額の金をそそぎ込んでもやりたいことだったのです。それを気が狂ったのか日本の国は厚生省が自主的に行ったのです。その罪の深さは現在の日本人でさえよく分かっていないことですが、食料自給率を低下させるという問題があったのです。このことの大切さは先進国はよく知っているので先進国は自給率を高くしているのです。食糧は重要な戦力なのです。

 有本氏が”もう私は退官し、力がない。取り返しはつかない…。竹熊さん、あとを頼む”と言ったように厚生省のやってきたことは間違っていたのです。その間違ったことを今でも推進しているのです。そのことについては拙稿「財団法人 日本食生活協会はCIAの手先ではないか」を読んで下さい。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿