正しい食事を考える会

食が乱れている中どういう食事が正しいのかをみんなで考え、それを実践する方法を考える会にしたいと思います。

玄米のすすめー1.健康食の原則ー(3)栄養のバランス

2009-04-07 | Weblog
 ヒトはそれぞれの地域でその地域で手に入れられる食料を食べてきました。穀物が手に入る地域では穀物を中心に、果物・木の実が豊富なところはそれを中心に、草しか生えないところは家畜を飼ってその肉や乳製品を、海の近くでは魚や貝、アザラシというように生きるための食料を如何に確保するかが課題でした。常に飢えとの恐怖におびえていたのです。貯蔵方法も無い時代では出来るだけ体内の脂肪として貯蔵する必要があったのです。(現代、食が豊富な時代にはこのことが肥満にさせ、生活習慣病の大きな原因になっています。この体内脂肪で蓄積する能力が高いのは食料が不足勝ちであった地域の人で、日本人もこの能力が高いのです。現代ではこれが裏目に出て欧米人と同じ食事をすると、日本人は肥満になって糖尿病になる可能性は高いのです。)このように地域地域の食をしてそれが当然だったのですが、地域によっては健康で長命な地域もあったり、逆に病気の多い短命な地域もあったのです。この健康の原因が食事と大いに関わりがあると分かってきました。その中でも優秀な地域の食事を分析して分かったことは、たんぱく質、脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラル、食物繊維の6大栄養素がまんべんなく摂取していること、しかもそのバランスが大切であることも分かってきました。
 現代の多くの若者の食生活は、肉が大好きで、脂肪、乳製品、砂糖、加工食品の
摂取量が増加し、逆に、ビタミン、ミネラル、食物繊維の不足、脂肪酸の摂取もマーガリン・ショートニング等トランス型脂肪酸や飽和脂肪酸の摂取が増加、逆に魚の摂取減少による、EPA、DHA等の減少という栄養バランスが崩壊し、栄養失調を招いています。健康のためにはヒトの食性に合った食事をすること、身土不二の食事をすること、先祖が食べ続けてきた食事をすること、等も大切ですが、栄養バランスの良い食事をすることも大切な食の原則なのです。

バランスの良い食事は穀類の主食があって、摂取エネルギーの60%を炭水化物、脂肪は25%、たんぱく質15%、が理想的と言われています。このように穀物で主たるエネルギーを摂取すること必要なのです。パンは肉や脂肪、砂糖を必要とします。またパンを主食とする食事は欧米では無いのです。欧米は肉を食べたおかずにパンを食べるのです。食は肉で、その消化にはインスリンが必要なのでそのためにはパンを食べる必要があるのです。
 日本の食事、食をごはんとすることで有りとあらゆる物をおかずにすることが出来て、どこの国の料理とも合い、栄養バランスの良い食事にすることが出来るのです。ごはんを主食にした食事パターンを持っていたことが世界一の長寿を築けたのです。
 小麦粉はまずいので、そこで粉にして、砂糖やバターを入れて、その他添加物を入れて美味しくして牛乳で流し込む食事はとても栄養バランスは悪く、学ぶ力、働く力は出てきません。
 小麦よりお米を大切にすべきです。それは貴方の1票、お金のことですがこれをお米に投票することから始まります。
 貴方が1杯のごはんを食べることは、未来の子供たちに1杯のごはんを残すことになるのです。


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