DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

マイケル・ジャクソン THIS IS IT★11/4 109シネマズ港北

2009-11-06 | ドラマ・映画・演劇・アート
マイケル・ジャクソン THIS IS IT

私は、特にマイケル・ジャクソンファンというわけではないけれど、MTVがメジャーになってきた頃で、パフォーマンスを最大限に活かしたビジュアルなPVは魅力的で新鮮でした。『スリラー』『BAD』、聞くと身体が自然に動きだす部分あります。ムーンウォークもそれなりに練習したし(全然できなかったケド;)。

訃報を聞いた時、いろんな意味で限界だったんだろうな、と思ったのだけれど、リハーサル風景としてこのフィルムのさわりが流れた時、はじめて素晴らしい才能を失った喪失感を強く感じました。

作品は、エンタティナーとしてのマイケルの徹底したアーティスト魂を感じる内容でした。このライブが実現していたら鳥肌ものだっただろうなぁ。

個人的には、環境メッセージがちょっといきなり感があるというか(編集のせいもあるかもですが)、いきなりお説教色がでるのが全体の盛り上がりの中では、やや違和感でした(舞台の演出は面白かったですが)。
でもライブ映像としてすごく楽しめるし、マイケルを中心に世界各地から多くの才能が集まって、最高のライブを作っていこうとする高揚感を味わえました。

観賞後、同行した元上司と「彼はこの作品で完全に伝説を完成させたね」という話になりました。まさに伝説は一夜にしてならず。元上司は「いつ死ぬのかは難しい。伝説になるべくして生きてきた彼らしい凄すぎる幕引き」と評していましたが、実際“最後のライブを終えた後”ということを考えた時、このタイミングである意味よかったのかな、と思う私でした。永遠に終わることのないライブ・・・

ミュージシャン・マイケルと最後にこういう形で再会できて、よかった。
ステージ用の映像作品はDVD特典になるのかなー?

Michael Jackson's This Is It/マイケル・ジャクソン THIS IS IT/JAPAN TRAILER

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