DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

岸田今日子さん★私の愛した女・優さん

2006-12-20 | ドラマ・映画・演劇・アート
岸田今日子さんが死去 劇団円創設、映画「砂の女」主演(朝日新聞) - goo ニュース

2006年12月20日(水)16:24

演劇集団円を創設し「砂の女」などの映画やテレビでも活躍した俳優の岸田今日子(きしだ・きょうこ)さんが17日午後3時33分、脳しゅようで死去した。76歳だった。葬儀は近親者ですませた。後日、お別れの会を開く予定。喪主は長女西條まゆさん。連絡先は円(03・5828・0654)。
大きな目と厚い唇の個性的な面立ち、神秘的な響きを持つ声を生かし、濃厚なエロチシズムからふわりとしたメルヘンの世界まで、多彩な演技を見せ、高く評価された。
劇作家・小説家の岸田国士の次女として東京都に生まれる。舞台美術を志し49年に文学座研究所に入ったが、女優に転じ52年の「狐憑(こひょう)」で正式デビュー。60年には三島由紀夫演出「サロメ」の主役に選ばれた。
63年に劇団雲の結成に参加し、「聖女ジャンヌ・ダルク」などに主演。75年には芥川比呂志らと演劇集団円を設立、「欲望という名の電車」など数多くの舞台を務めた。99年には「猫町」「遠い日々の人」で紀伊国屋演劇賞個人賞に選ばれた。
カンヌ映画祭審査員特別賞を受けた主演作「砂の女」(64年、勅使河原宏監督)や、「黒い十人の女」「秋刀魚(さんま)の味」「卍(まんじ)」などの映画、「男嫌い」「傷だらけの天使」などのドラマに数多く出演。アニメ「ムーミン」では主人公の声を演じ、子供たちに親しまれた。児童劇上演や童話創作にも力を入れ、小説などの著作もある。「妄想の森」で98年に日本エッセイストクラブ賞。
05年10~11月に円の公演「オリュウノオバ物語」に主演したが、06年1月に脳腫瘍(しゅよう)が見つかり、薬物治療などを続けていた。
54年に俳優の仲谷昇さんと結婚し、のち離婚。姉は詩人で童話作家の岸田衿子さん。俳優の故岸田森さんはいとこにあたる。



ものすごくものすごく大好きな女優さんでした。
なんとも不思議な「女」っぽさと神秘的な雰囲気を真似したくって、しゃべりかたを練習したことあります。(全然似てないし、爪の垢分もダメだったけど;ORZ
私にとってはポジション的にジャンヌ・モローに匹敵する方でした。
ムーミンのあのほのぼのとしたまったり感は、岸田さんにしか出せなかっただろうなぁ。

自称・三婆な富士真奈美さん、吉行和子さんと3人での行動が面白くって
ビストロSMAPの時とかも、もうにこにこしてしまった。

知的で、クールで、ウォームで、ふんわかしていて、でも鋭くて
可愛くって、シニカルで、存在感があって、ホワイトでダークで、
あのどこか浮世離れした、少女のような、妖女のような、魔女のような空気って
今の女優さんには、もう出せないんじゃないのかな。

以前、ちょっとだけ「雰囲気似てる」と言われたことがあり
(すごいソバージュにして魔女っぽさを目指してた時)
すっごく嬉しかったなぁ。
あんなに華奢で可憐じゃないですが・・・シク
できればこれからもお手本にしていきたい・・・ムリかな・・・
いや、いきます。少しだけでも・・・

心からご冥福をお祈りします。




青島さんも亡くなったんですね・・・

青島幸男さん死去 元東京都知事・意地悪ばあさん(朝日新聞) - goo ニュース

こちらは改めて・・・。
コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 4万4千人分の個人情報のバ... | トップ | 12/21オフレポ★スーパーエッ... »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ムーミン (ジイ)
2006-12-20 21:14:05
大奥の暗い悲しい感じのナレーションが
頭の中で流れましたね。
その反面ムーミンのこの様に明るくかわいい感じの
男の子の声も印象に残ってますね。
脳腫瘍になっておられたとは、ご冥福をお祈りします。いじわるばあさんも亡くなられてたんですね。
昭和の個性的な人たちが亡くなっていくのはさみしいですね。
返信する
御家人斬九郎の母上 (せしりあ)
2006-12-20 22:18:04
わたしはTVでしか存じ上げないんですけど、
古畑の犯人役なさったときを思い出しちゃいました。
あとは、「御家人~」の謎の母上役。
世が世なら・・・みたいな、水戸黄門の印籠が生きてるような役(こんなんでわかります??)で、
好きでした。
独特な声で、ラジオで朗読をなさってたこともあります。
わたしが聴いてたのは、若松版「小公子」でした。
だから、今でも「小公女」(も好きだけど)より「小公子」が好きなんだと思います。
岩波文庫で若松版を買ってしまったりして、本当に好きな声でした。
こころよりご冥福をお祈り申し上げます。
返信する
Unknown (京女。)
2006-12-21 10:23:08
時に少女のようだったり、ホラー的な怖い女だったり、魔女のような魅力的な女性だったり…と女優らしい幾通りものカラーをもつ俳優さんでしたね。
何よりムーミンが永遠に失われたのが悲しい。
彼女の朗読も最高に上手かったですよね。
返信する
ジイ様 (なるもにあ)
2006-12-22 00:52:50
ジイ様のコメントで「ああ、そうだったなぁ」と大奥のナレーション、
思い出しました。(よくご存知でしたね!!
ムーミンのあのなんとも間が抜けたとぼけた感じって
岸田さんにしか出せない気がします。

青島さんといい、丹波さんといい、実相寺さんといい、
昭和を代表される個性的な方が向こうに行ってしまわれると
こっち側が一気に寂しくなっちゃいますね。
返信する
せしりあ様 (なるもにあ)
2006-12-22 00:53:11
うーん、渋いセレクトですねー。
>水戸黄門の印籠が生きてるような役
わかります・わかります!

どんな役でも、上品でいてちょっとシニカルな、でもふんわりな
浮世離れ感があって、その距離感がなんともよかったですよね。

>岩波文庫で若松版を買ってしまったりして、本当に好きな声でした。
あんな声の持ち主っていないんじゃないか、と思います。
(ビートルズのジョン的な天鵞絨感もあり)
みんなの大切な思い出の中に
さりげなく微笑んで存在している女優さんなのかも。
返信する
京女。様 (なるもにあ)
2006-12-22 00:53:31
>女優らしい幾通りものカラーをもつ俳優さん
うんうん。
ベールのようにうっすらとしたオーラをまとってるというか
貫録というのとは違うけど
やっぱり特別な空気というか、存在感がありましたよね!

やっぱり声が特別だったなぁ。
生朗読を聞きたかったです・・・・
返信する

ドラマ・映画・演劇・アート」カテゴリの最新記事