DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

村上春樹★IQ84 BOOK3

2010-04-27 | 
感想を書こう、と思いつつ数日経過。
BOOK1&2の時は、書かずにはいられなかった・・・
なにが心騒がせるのかを見極めたくて。
↑・・・これが私の率直な感想なのかも。

とりあえず、メモ。

●私はBOOK1&2は天吾の作品として読んだが、
 BOOK3は作者によるなぞ解き解説書みたいな部分あり。
●作者の人称研究は、ここにきて
 なんか面白いことになってきてる気がする。
 主役?以外のほうが断然興味深い。
●読書中に何度か「20世紀少年」が頭に浮かんだ。
 BOOK4があるとしたらますますかな、と。
●誰もが空気さなぎの作り手であり
 マザでありドウタであり。
 もちろん影響力のある小説家は最強。
 だけど、村上氏の関心は
 BOOK3ではそこから離れている印象を受けた。
●個人的には1&2で終わった物語。
 続くのならこのままQ巻まで出ることを願う。

『IQ84』といえば、
ヤナーチェック作曲  シンフォニエッタ
が、刷り込み済みであるかと思いますが
わたくし的には
このあたりもたりらんと寝ころんで、
(って、あの本重すぎるから持ち上げて読めないのが難;)
読む時の、BGM的によいのではないかと。

world's end girlfriend - Garden in the Ceiling



ま、発端は“空気さなぎ”と『空気人形』の
連想からなわけですが<単純だ;

村上春樹氏は了解しないかも、だけど。
(いやー。その昔、キース・ジャレットをきっぱり否定されて以来、
彼とは音楽的な乖離を感じる・・・<大きくでた!

音楽がつきものの作家といえば
マーケティング力の高い石田衣良氏の
『池袋ウエストゲートパークシリーズ』(新刊はまだかー?)も便利。
CDまで出てたりして(買ってないケド

BGMって大事ですよね。
TVだと、あまり絵にならない場面でも、素敵な曲が流れると
「面白くない」ことが紛れるケド、
リアルではなかなかそうは行かず。
「あれー、こんな無愛想な場所だったっけ?」みたいな。
ま、それはそれでありなんですが
(無愛想感こそを「リアル」として愉しむ♪)


おまけ:
個人的オススメ本。
ノイタミナではじまったアニメ『四畳半神話大系』原作の
森見登美彦作品・同タイトル。
神山監督が今度一緒になにかやらかすらしいので
それも含めて要チェックです。

四畳半神話大系(ノイタミナ公式サイト)
※ちなみに監督があの超サイケデリックアニメの『カイバ』と
 私にはえぐかった『ケモノヅメ』でおなじみの湯浅政明氏。
 それだけでも必見といえましょうw

原作者ブログも面白いっす♪
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