
『20世紀少年』
先日、家族3人で見て参りました。まともに原作を読んでるのはあっしだけ。でもなぜかダンナが「見たい」と所望したので。
バルト9では、先日『デトロイト・ロック・シティ』を見た同じスクリーンでした。
予定してた食事の前に映画館に行って2時間前に予約をしたのですが、すでに前の席しか残ってなくって、前から3列目でした。が、ちょうど大きな通路があるおかげで、思ったより見やすかったです。
ただ、放映直後や放映中に前を通る人が数名いて(通路だから仕方がないんだけど)、それだけはちょっと困った;あと、隣の女性が何度も携帯をチェックするので、青いライトが懐中電灯のように目に入って、それも困った<映画館では映画を見ろよ!
映画の感想は「出演者が贅沢だなぁ」ということに尽きます。
で、いずれも原作にけっこう合ってる配役だと思います。
アルバイト店員の池脇千鶴、ロックバンドのボーカルの及川光博&ナイトメア、その他、クセのある俳優を惜しげもなくちょい役で投入しています。で、それがまたはまってるとゆーか。
万丈目=石橋蓮司なんて拍手ものっす。オトナになったヤン坊・マー坊もウケた!
そうキタか!とゆー感じ。でもすごくよくわかるしキモさが大正解かな、と。
メインメンバーは子役にけっこうパーツが似た役者さんを使ってるので、過去と現在のオーバーラップが自然なのもいい感じです。
* ケンヂ(遠藤健児):唐沢寿明、田辺修斗(中学生時代)、西山潤(幼少)
* オッチョ(落合長治):豊川悦司、澤畠流星(幼少)
* ユキジ(瀬戸口雪路):常盤貴子、松元環季(幼少)
* ヨシツネ(皆本剛):香川照之、小倉史也(幼少)
* マルオ(丸尾道浩):石塚英彦(ホンジャマカ)、安岡壱哉(幼少)
* モンちゃん(子門真明):宇梶剛士、矢野太一(幼少)
* ケロヨン(福田啓太郎):宮迫博之(雨上がり決死隊)、森山拓哉(幼少)
* ドンキー(木戸三郎):生瀬勝久、吉井克斗(幼少)
* ヤマネ(山根昭夫):小日向文世、安彦統賀(幼少)
* フクベエ(服部哲也):佐々木蔵之介、上原陸(幼少)
内容的にはマンガのダイジェスト版というか、美味しいトコどりした予告版というか。あの内容をよくぞここまで、という圧縮率ですが、まぁ、そのために失われた要素ももちろん大きい。息子はケンヂがいきなりテロリストになってるのがよくわからなかったらしい。“ともだち”の勢力や、信者の暴走ぶりが不足しがちではあったかな、と。でもこういう映画ではそれもしかたがないんだろうなと。メディアとして別物と考えれば、それなりにまとまってると思います。
見終わってダンナが「原作読もう~」と言ってたので、そういう効果はあるかも?
これって、原作感想になっちゃうかも、ですが。私自身は小学校時代が転校を境に暗黒期(w)だったので、幼なじみ感覚の友人がおらず、同窓会なんてありえんてぃ!なのですが、転校前までは男の子にまじって遊んでいた&秘密基地はバッチリ(超死語)作ってたので、そのあたりの共有感はかなりささるものがあります。
で、オトナになってからの正義の味方って切なく辛い。ダークファンタジーだなぁ、と思う(『ゼブラーマン』に通じる哀しさがある)。映画でもその切なさはちゃんと描かれてたと思います。
上手く配役してるせいで、来年1月に公開される第2章にも無事つなげることができそうだと思う。ユースケ・サンタマリアのサダキヨに期待します。

池脇さんバツグンにヨカッタね
ま、長くて短い人生、そゆこともありまういっしゅ<オイ
見終わってしばらくしてから「これは別エピソードでやったほうがよかったんじゃ?」もしくはテレビシリーズで・・・、と思いはじめています。って後半は原作も破綻してるんですけど・・・;;
・・ま、いつかアニメ化されると思いますので
よかったらその時にでもチェック見て下さい。<無責任
(今回の映画ではさわりしか描かれていないオッチョのアジアライフなエピソードがけっこう好きです
とにかく俳優がぜいたくな使い方されてて、それが楽しかったです。池脇さんもよかったですね♪
で、わたしはユースケ・サンタ・マリア目当てで続きも見に行きます。
(『眠りの森』以来の毒・ユースケファンゆえ)
※このブログでははじめて「ういっしゅ」を使ってみましたが、いかがでしたでしょうか?・・・読みにくいだけですね?すみまソン;