DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

6/17★ノマディック美術館/Ashes and Snow

2007-06-18 | ドラマ・映画・演劇・アート

行って参りましたー。

ノマディック美術館/Ashes and Snow
公式サイト
DORONでの紹介

「行ってもいいよー」と申し出のあった友達が、
お母様の事情でドタキャンになったため、
結局1人で行くことにー。でも結果的に正解だったかも。(混んでたし;

新宿からりんかい線で、東京テレポート駅下車。
待ち時間入れてほぼ30分、案外近い感じ。



美術館自体が移動型なので、会期が終わると、美術館は解体。
もうすぐこの風景も見れなくなるんですね。


で・・・行ってみたら行列;
チケットを買うのにほぼ40分、そのあと、会場に入るのに30分くらいかな?
夕方、6時頃に通った時はほとんど待たずに入れたようなので
遅い時間が狙い目ですね。(平日はどうなのかな?
あー、でも息子やダンナをムリに誘わなくてよかタ。
愚痴だらけなとこでした;

特徴的な美術館外観はコンテナを使用。それぞれの国で借りて作るそうです。
で、終わったら返却するそうです。


チケット売場&入り口回り



会場を出てすぐのおみやげコーナー



会場内が撮影できなくて残念ですが、
とがった三角形にくまれた天井部分が教会にも似て、
全体に薄暗い中、写真を浮き立たせる蝋燭のような照明の中を進むと
回廊を巡ってるような、短いのに遠い道のりのような
不思議な錯覚を起します。
まさに空間と一体化した環境作品。

残念だったのは、温度が高すぎたこと。
ひんやりしたイメージだったので。
ただ、紙を中心に作った内部は、石とは違って
本来は、こういう温度が似合うのかもしれません。

写真コーナーのつきあたりが大画面映像。
3種類の映像作品を見ることができますが、これは本当に必見です。
こんな映像よく撮影できたなぁ、という撮影チャンスももちろんですが、
もうなんというか、CGでは出せない、スーパーリアルな手(目)触り。
それでいて、非現実的な奇跡的なシチュエーション。

私の少ない知識の中で想起したイメージ(好きな作家ばかりになっちゃうけど)としては
●レオノール・フィニ(これが今回一番感動!!!構図等そっくりな作品が・・・
●ポール・デルヴォ-
●マン・レイ(写真、映像)
●デボラ・ターバヴィル(ファッション写真)
●「アンダルシアの犬」「自由の幻想」(映画)
●「オルフェ」(映画)
●「惑星ソラリス」(映画)
●「天使の卵」(アニメ)
ね、好物ばかりでしょ?w
非常に絵画的で極上にシュールな美しさです。

映像のトーンとしては昔ながらの正統派な不条理映画テイスト。
渡辺謙の語りの入った60分のメインフィルムは、懐かしささえ感じます。
ただ、実写映像が驚異的に素晴らしい。
彫刻のような動物たち、森の精霊のような人間たち、
人間のような動物たち、景色のような人間たち・・・。
視点が切り替わるたび、心地よい生命のオーラが満ちた空間が写しだされる。
それはまるで地球の呼吸そのもののようです。
くじらや象と水の中で戯れるシーンはバレエ作品を見るかのよう。
ゆっくりとした動きがとてもしなやかで美しい。

どの映像も私にはストライクどまんなかで
ものすごい芸術的満足感で身体全体満たされました。

で、この作品展、1人で見るのは案外正解かもしれません。
自分の夢の中のような空間だから・・・。




で・・・散財を悪寒してたグッズ関係なのですが;・・・・・












あは?・・・

や、セットでお値打ち価格だったんですぅ・・・

・・・しばらく節約しなくちゃですぅ;(ダンナには絶対内緒で;
コメント (8)
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