DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

ひし美ゆり子さん★本物の「自然体」でいられることの深さと感性

2007-02-28 | ドラマ・映画・演劇・アート
とりあえずなんとか昨日から今日にかけて、
定期ワークを完成させてちょっとだけ一息。
明日からまた違う調査が動き出すけど、今日1日はお休みできます。
(ってもうすっかり夜だってー;;)

で、ひさびさにお気に入りブログ三昧。
(お気に入りは200近くあるからデイリーにはとても回れないっす)

で。
あれから40年・・アンヌのひとりごと
拝見してまいりました。

あー、私マジでマジで、アンヌ隊員としてだけでなくて
ブロガー・ひし美ゆり子さんが好きだわ。

いま、団塊世代のひとりごとというシリーズ記事をアップされているのですが
文章がすごく深くて味わいがある・・・。
上質エッセイの風味。
最初に感じた、「普通のこと」を「普通に写し取れる」感性って
上質な一眼レフで、きちんと撮影したような表現力なのかな、と。
それはカメラの性能と、カメラマンの感性と、景色×時間含めた縁の
三位一体だけが生みだす作品空間。
たまにモノトーン、たまにカラー・・・
読者が、その世界の中に入り込めてしまう
でも決して生々しくはない柔らかなリアリティ・・・・・・
気負いのない、自然体な流れがこちらの力みを抜いてくれるというか。

3つの記事を読んでいると、時代のにおいや色彩や空気がそこにある。
そうだ、ものすごくビジュアルなんだな。
ノンフィクションの、でも演出にさりげなく美学の光る映画のよう。

野方時代の記憶のあれこれ・・団塊世代のひとりごとPー3
先日自主映画を視てきた野方。
高円寺に通じる、独特の下町色のある、なんだか人と人との距離が近い町です。
ダンナは「クレヨンしんちゃんの大人帝国の逆襲の世界に紛れたみたいだ」と
なんか変な感心をしていました。

ひし美さんの文章もとても懐かしい色がついている。
匂いフェチで出てきたアイテム
>父の煙草両切りピースの銀紙の匂いも大好きだし、
>キャラメルやチョコレートやチューインガムの包み紙は
>むいて捨てる前に必ず匂いを嗅がなきゃ気が済まない癖がある。

私も小さい時、好きだった。
ちょっとだけ生活からはずれたにおい。
懐かしい思い出がいっぱいよみがえるのは、匂いの効能ですね。


真夜中にお菓子が宙を飛ぶ・・団塊世代のひとりごとPー2

ミニ版華麗なる一族ができてしまいそうなドラマチックなお話・・・
だけど切ない。
お母さんの感情と性格を「真夜中にお菓子が宙を飛ぶ」という表現で
言いきってるのが素晴らしい。
一家が大変だった時代をさらりとまとめる文章力に圧倒されます。
読んでいてキレがよいのに情緒がある文体に、
ひさびさに曽野綾子さんを思い出しました。

『緑の長靴』(団塊の世代のひとりごと・・Pー1)
>かと言ってカルピスの味ではない。私は彼のお母さんのほうが憧れだった。
>私の母は40才に手の届くいつも化粧気のない地味な和装姿だったが、
>彼のお母さんはまだ20代だろうか若くて綺麗でいつもモダンな洋服姿だ。
>少女心にいつも羨望の眼差しでみている変な私。今で言うストーカーか。
>ある日、当時としては珍しい「ストッキング」を履くお姿を垣間見てしまった時、
>はっと一瞬息を呑みしばらく胸の鼓動が治まらなかった。
>少年だったらあり得る話だろうが少女の私が血が騒いでどうするんだ。


昭和の前半はお母さん層はまだ和装も多く、そうした中で洋装を着こなす女性はすごくカッコ良かっただろうなぁ、と思います。
格差社会と騒ぐけど、昔から「上流なおうち」は存在していた。それは「いいところのおうち(当時もお医者様や会社の経営者が多かったかな)」に遊びにいった時のグランドピアノだったり、大きな窓にかかるたっぷりとした天鵞絨とレースのカーテンだったり、和菓子ではなくお母さんが焼いてくれた生クリームいっぱいのロールケーキだったり、大きな水槽いっぱいのエンゼルフィッシュだったり・・・バービー人形に憧れる少女のできあがりです。
そういうライフスタイルがマス生産されて、すっかりプロトタイプになったのが高度成長期だと思うけど、それ以前に「素敵」「憧れ」が持っていたまぶしいような胸をしめつけるような魔力はなくなってしまった気がする。

逆に読んじゃったので、そのままの順序で紹介しちゃいましたが
アンヌ隊員がどうしてあんなにもキラキラと魅力的で、
今なお、ココロひかれるのか、その理由というか、
エッセンスを感じることができたように思います。

今日の教訓:素敵は1日にしてならず。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Mika★英国Rock'n Popの正統派遺伝子を持つ貴公子

2007-02-28 | 音楽

コンテンポラリーダンスを教えておられ、QUEENとKATE BUSH、他
音楽のご縁と、
そよ風のような素敵な記事に誘われてお邪魔にあがることの多い
attitude様の「体の地図づくり~踊るためのあれこれ~ 」
気になるミーカ
音楽の効用
やっぱりフレディー♪
3つ続けてのミーカ関連記事に、強い「予感」を感じて
リンク先のYou Tubeをチェック。
聴いた途端、身体が本能的に耳をたてて音に飛びかかってました。w

Mika - Grace Kelly

目指してる音楽性に確実にQUEENの遺伝子が・・・。
気持ちいい&楽しい。
Lollipop、Relax, take it easy・・・
思わずYou Tubeを次々と追ってしまいました。(本当にいい時代だ!
うん、好物・間違いなしです。

古くはジェネシス、U.K.やPOLICE テイストもあるかも。
正当派・英国ROCKの後継者ですね。
各種音楽サイトのレビューを読むとかなりの有望株評価。

HMV レビュー
英BBCが選ぶ2007年の注目アーティストの第1位に輝いた男性シンガー、Mikaのデビュー・アルバム。BBCの「シザー・シスターズとダッシュしたロビー・ウィリアムスが同居したような音」という評価ももっともなのですが、シングル“Grace Kelly”やM2“Lollipop”の歌い方はモロにフレディ・マーキュリー!!クイーン、エルトン・ジョン、ビートルズといった英国の伝統的なロック/ポップ・サウンドを現代風に昇華したスーパー・ポップ・アルバム!!

ごくたまに、QUEEN&BEATLESなアンテナが活性化します。
MARTIN NEWELLの『THE GREATEST LIVING ENGLISHMAN』を
TVの朝の放送前(?)画像のBGMで聴いた時もそうで、
曲名をメモしてすぐにHMVでタイトル曲の入った同名アルバムゲット、
予想外によかったので、ディスコグラフィを調べて
前身グループのcleaners from venusのアルバムをdiskunionでゲット。
(ベスト版しか入手できず、そのうえすぐには見つからなくて3週間待ちでしたが、満足。)

今回もさっそく購入してしまいましたー♪(本当に本当にいい時代だ!
聴きたい!と思う音楽に出会えるのは、人生の大きな幸福の1つです。

attitude様、素敵なアーティストご紹介多謝です!


MIKA Official HP

BRILLIANT UK!(ダウンロードサイトリッスンジャパン )
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

翼の折れた天使たち★第二夜「サクラ」

2007-02-28 | ドラマ・映画・演劇・アート
翼の折れた天使たち

2月27日(火)
第二夜「サクラ」
*斉藤遥:戸田恵梨香
* 三上光輝:忍成修吾
* 和田正義:甲本雅裕
* 斉藤幹子:宮崎美子
* 斉藤真治:大杉漣
* 遥(幼少):山内菜々
* 木南晴夏
* ヒロシ
* 入江慎也(カラテカ)

すっかり別人になりすまして、出会いカフェで男に貢がせる遥(戸田恵梨香)。ある日、一人の青年・光輝(忍成修吾)に一目ぼれした遥は、自分をお嬢様学校の学生で貿易会社の社長の娘だと偽ってしまう。光輝とホテルに向かう遥が乗ったのは、遥の父親(大杉漣)の運転するタクシー。事業に失敗した父はいろいろな職業で食いつないでいたのだった。帰宅した遥に父は「遥はもう大人だから」と告げる。
光輝にアメリカについてきてほしい、といわれた遥は、嘘の重みに耐えきれず真実を打ち明ける。「お前みたいな嘘つきが大嫌いだ」といきなり遥を罵倒する光輝。その背後には遥が騙していた中年男の和田(甲本雅裕)が。光輝は遥に同じ思いをさせるために和田にやとわれていたのだった。
家に逃げるように帰った遥に「明日、公園に桜を見にいこう」と誘う父。その父を「負け犬!」とののしる遥。母(宮崎美子)にとがめられ、家を飛びだした遥は公園で咲きかけた桜のつぼみを見る。そこで幼い日の父との思い出を思い出すうちに涙が・・・。そして、心配して迎えにきた父に素直な気持ちで謝るのだった。


簡単に人を騙してきた遥が、自分のウソにつらくなる、
そして今度は自分が騙される立場になって傷を負うと同時に
「自分にウソだけはつけない」という父親の信念に気がつく・・・
そこがクライマックスなのですが、
お話的にはちょっとサラリと流れちゃったかなぁ・・・、と。
「都会のちょっとこわい物語」という印象でした。
(出会い系のトラブル、すごくよくありそうで、
事実の方がフィクションを超えてるかも)

ただ、ベッドシーンを演じる戸田恵梨香ちゃんには注目かな?(男性が<オイ

お化粧が濃いめだと、かなり雰囲気が変わっちゃいますねー。
が、怒鳴ったり、ボロボロに泣くシーンは印象的だった。
感情を爆発させる役がうまいのかも?

大杉漣さんは古くは「帽子男」のナンセンスさの再現で好きになって
最近では「僕の歩く道」の動物園園長がよかったっす。
いい人感あふれてるんだけど、同じような役が続くとちょっとだけ寂しいかも。
お母さん役の宮崎美子さん、こちらもいい人200%。
昨日の丘みつ子さんも、びっくりでしたが
今回お母さん役豪華かも?

参考:
戸田恵梨香★第1弾主演「LIAR GAME(ライアーゲーム)」

関連:
翼の折れた天使たち★第一夜「衝動」
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする