とりあえずなんとか昨日から今日にかけて、
定期ワークを完成させてちょっとだけ一息。
明日からまた違う調査が動き出すけど、今日1日はお休みできます。
(ってもうすっかり夜だってー;;)
で、ひさびさにお気に入りブログ三昧。
(お気に入りは200近くあるからデイリーにはとても回れないっす)
で。
あれから40年・・アンヌのひとりごと
拝見してまいりました。
あー、私マジでマジで、アンヌ隊員としてだけでなくて
ブロガー・ひし美ゆり子さんが好きだわ。
いま、団塊世代のひとりごとというシリーズ記事をアップされているのですが
文章がすごく深くて味わいがある・・・。
上質エッセイの風味。
最初に感じた、「普通のこと」を「普通に写し取れる」感性って
上質な一眼レフで、きちんと撮影したような表現力なのかな、と。
それはカメラの性能と、カメラマンの感性と、景色×時間含めた縁の
三位一体だけが生みだす作品空間。
たまにモノトーン、たまにカラー・・・
読者が、その世界の中に入り込めてしまう
でも決して生々しくはない柔らかなリアリティ・・・・・・
気負いのない、自然体な流れがこちらの力みを抜いてくれるというか。
3つの記事を読んでいると、時代のにおいや色彩や空気がそこにある。
そうだ、ものすごくビジュアルなんだな。
ノンフィクションの、でも演出にさりげなく美学の光る映画のよう。
野方時代の記憶のあれこれ・・団塊世代のひとりごとPー3
先日自主映画を視てきた野方。
高円寺に通じる、独特の下町色のある、なんだか人と人との距離が近い町です。
ダンナは「クレヨンしんちゃんの大人帝国の逆襲の世界に紛れたみたいだ」と
なんか変な感心をしていました。
ひし美さんの文章もとても懐かしい色がついている。
匂いフェチで出てきたアイテム
>父の煙草両切りピースの銀紙の匂いも大好きだし、
>キャラメルやチョコレートやチューインガムの包み紙は
>むいて捨てる前に必ず匂いを嗅がなきゃ気が済まない癖がある。
私も小さい時、好きだった。
ちょっとだけ生活からはずれたにおい。
懐かしい思い出がいっぱいよみがえるのは、匂いの効能ですね。
真夜中にお菓子が宙を飛ぶ・・団塊世代のひとりごとPー2
ミニ版華麗なる一族ができてしまいそうなドラマチックなお話・・・
だけど切ない。
お母さんの感情と性格を「真夜中にお菓子が宙を飛ぶ」という表現で
言いきってるのが素晴らしい。
一家が大変だった時代をさらりとまとめる文章力に圧倒されます。
読んでいてキレがよいのに情緒がある文体に、
ひさびさに曽野綾子さんを思い出しました。
『緑の長靴』(団塊の世代のひとりごと・・Pー1)
>かと言ってカルピスの味ではない。私は彼のお母さんのほうが憧れだった。
>私の母は40才に手の届くいつも化粧気のない地味な和装姿だったが、
>彼のお母さんはまだ20代だろうか若くて綺麗でいつもモダンな洋服姿だ。
>少女心にいつも羨望の眼差しでみている変な私。今で言うストーカーか。
>ある日、当時としては珍しい「ストッキング」を履くお姿を垣間見てしまった時、
>はっと一瞬息を呑みしばらく胸の鼓動が治まらなかった。
>少年だったらあり得る話だろうが少女の私が血が騒いでどうするんだ。
昭和の前半はお母さん層はまだ和装も多く、そうした中で洋装を着こなす女性はすごくカッコ良かっただろうなぁ、と思います。
格差社会と騒ぐけど、昔から「上流なおうち」は存在していた。それは「いいところのおうち(当時もお医者様や会社の経営者が多かったかな)」に遊びにいった時のグランドピアノだったり、大きな窓にかかるたっぷりとした天鵞絨とレースのカーテンだったり、和菓子ではなくお母さんが焼いてくれた生クリームいっぱいのロールケーキだったり、大きな水槽いっぱいのエンゼルフィッシュだったり・・・バービー人形に憧れる少女のできあがりです。
そういうライフスタイルがマス生産されて、すっかりプロトタイプになったのが高度成長期だと思うけど、それ以前に「素敵」「憧れ」が持っていたまぶしいような胸をしめつけるような魔力はなくなってしまった気がする。
逆に読んじゃったので、そのままの順序で紹介しちゃいましたが
アンヌ隊員がどうしてあんなにもキラキラと魅力的で、
今なお、ココロひかれるのか、その理由というか、
エッセンスを感じることができたように思います。
今日の教訓:素敵は1日にしてならず。
定期ワークを完成させてちょっとだけ一息。
明日からまた違う調査が動き出すけど、今日1日はお休みできます。
(ってもうすっかり夜だってー;;)
で、ひさびさにお気に入りブログ三昧。
(お気に入りは200近くあるからデイリーにはとても回れないっす)
で。
あれから40年・・アンヌのひとりごと
拝見してまいりました。
あー、私マジでマジで、アンヌ隊員としてだけでなくて
ブロガー・ひし美ゆり子さんが好きだわ。
いま、団塊世代のひとりごとというシリーズ記事をアップされているのですが
文章がすごく深くて味わいがある・・・。
上質エッセイの風味。
最初に感じた、「普通のこと」を「普通に写し取れる」感性って
上質な一眼レフで、きちんと撮影したような表現力なのかな、と。
それはカメラの性能と、カメラマンの感性と、景色×時間含めた縁の
三位一体だけが生みだす作品空間。
たまにモノトーン、たまにカラー・・・
読者が、その世界の中に入り込めてしまう
でも決して生々しくはない柔らかなリアリティ・・・・・・
気負いのない、自然体な流れがこちらの力みを抜いてくれるというか。
3つの記事を読んでいると、時代のにおいや色彩や空気がそこにある。
そうだ、ものすごくビジュアルなんだな。
ノンフィクションの、でも演出にさりげなく美学の光る映画のよう。
野方時代の記憶のあれこれ・・団塊世代のひとりごとPー3
先日自主映画を視てきた野方。
高円寺に通じる、独特の下町色のある、なんだか人と人との距離が近い町です。
ダンナは「クレヨンしんちゃんの大人帝国の逆襲の世界に紛れたみたいだ」と
なんか変な感心をしていました。
ひし美さんの文章もとても懐かしい色がついている。
匂いフェチで出てきたアイテム
>父の煙草両切りピースの銀紙の匂いも大好きだし、
>キャラメルやチョコレートやチューインガムの包み紙は
>むいて捨てる前に必ず匂いを嗅がなきゃ気が済まない癖がある。
私も小さい時、好きだった。
ちょっとだけ生活からはずれたにおい。
懐かしい思い出がいっぱいよみがえるのは、匂いの効能ですね。
真夜中にお菓子が宙を飛ぶ・・団塊世代のひとりごとPー2
ミニ版華麗なる一族ができてしまいそうなドラマチックなお話・・・
だけど切ない。
お母さんの感情と性格を「真夜中にお菓子が宙を飛ぶ」という表現で
言いきってるのが素晴らしい。
一家が大変だった時代をさらりとまとめる文章力に圧倒されます。
読んでいてキレがよいのに情緒がある文体に、
ひさびさに曽野綾子さんを思い出しました。
『緑の長靴』(団塊の世代のひとりごと・・Pー1)
>かと言ってカルピスの味ではない。私は彼のお母さんのほうが憧れだった。
>私の母は40才に手の届くいつも化粧気のない地味な和装姿だったが、
>彼のお母さんはまだ20代だろうか若くて綺麗でいつもモダンな洋服姿だ。
>少女心にいつも羨望の眼差しでみている変な私。今で言うストーカーか。
>ある日、当時としては珍しい「ストッキング」を履くお姿を垣間見てしまった時、
>はっと一瞬息を呑みしばらく胸の鼓動が治まらなかった。
>少年だったらあり得る話だろうが少女の私が血が騒いでどうするんだ。
昭和の前半はお母さん層はまだ和装も多く、そうした中で洋装を着こなす女性はすごくカッコ良かっただろうなぁ、と思います。
格差社会と騒ぐけど、昔から「上流なおうち」は存在していた。それは「いいところのおうち(当時もお医者様や会社の経営者が多かったかな)」に遊びにいった時のグランドピアノだったり、大きな窓にかかるたっぷりとした天鵞絨とレースのカーテンだったり、和菓子ではなくお母さんが焼いてくれた生クリームいっぱいのロールケーキだったり、大きな水槽いっぱいのエンゼルフィッシュだったり・・・バービー人形に憧れる少女のできあがりです。
そういうライフスタイルがマス生産されて、すっかりプロトタイプになったのが高度成長期だと思うけど、それ以前に「素敵」「憧れ」が持っていたまぶしいような胸をしめつけるような魔力はなくなってしまった気がする。
逆に読んじゃったので、そのままの順序で紹介しちゃいましたが
アンヌ隊員がどうしてあんなにもキラキラと魅力的で、
今なお、ココロひかれるのか、その理由というか、
エッセンスを感じることができたように思います。
今日の教訓:素敵は1日にしてならず。