鼠喰いのひとりごと

DL系フリーゲームや本や映画などの感想を徒然に

Repainter

2017-01-12 21:59:47 | フリーゲーム(ファンタジー)
「Repainter」 短編・ロシア語勉強探索ゲー・絵画の世界
制作者:アマタ様(Amata games

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昨年末から、中途半端にプレイしたゲームばかりが溜まっております~
短時間で終われるような短編はそれなりに消化していましたが、
プレイしてから時間が経つと、感想がどっかに飛んでしまって出てきません;

とりあえず、詰まっていた短編が、公式レビューのおかげでクリアできましたんでご紹介~
グラフィックもシナリオも、やや粗めながら、
全体に漂う落ち着いた雰囲気と、主人公の女の子の「白さ」が光る一品です。

記憶を失った少女が目を覚ましたのは、ある画家の館。
なぜか絵の中に出入りできる能力のある少女…レイラは、
そこに飾られた絵画たちが、それぞれが大切なものを失くして困っているのを見て、
探し物を手伝うことに。
ベッドもテーブルも本も、レイラにとっては初めて見るものばかり。
「それなあに?」と尋ね、また実際に触れたり体験することで、
短い間に、どんどん、いろんなことを学んでいきます。
そして最後に、館の主に出会ったレイラが選ぶ運命は…?


随所に「ロシア語」を使っているのが、印象的。
ドイツ語をモチーフとして使うケースは良く見ますが、
ロシア語ってあんまり見なくて新鮮~
キャラ名だと、他にもなくもないけど、モノの名前で使うのって初めてじゃないかな。
まあ、単語のイメージが英語とかけ離れすぎてるから、普通には使いづらいんだろうけど…
今回は「何も知らない真っ白少女」がいろいろ知っていくのに合わせて、
プレイヤーも、へぇ~、ほぉ~、と呟きながら学ばせてもらいましたです。

絵画の世界も、雪深い森の家や、バブーシュカを被った女性など、
ロシアっぽい雰囲気がチラホラ使われております。
このロシア色を、作中でもっともっと深く掘り下げてくれたら、
もっと印象深く、面白くなったような気もするな~

基本的には、レイラがいろいろ行動する中で、隠れポイントが上下し、
その数値で、二つのエンドに分岐するようになっております。
大雑把に言うと…「楽しい経験」「快い経験」だけを、させてあげればいいんですが…
正直、ゲーム内だけでは、判断がつかないかと思います。
作者さんのサイトにヒント…というか、攻略がまるっとありますので、ぜひどうぞ!

細かいイベントは、起きるタイミングが限定されている場合が多いので、セーブはこまめに。
とくに謎解き上手さんは、すぐに話を進めてしまって見落とすかもしれません。
人には何度も話しかけて、その時聞ける話をすべて聞いてから先に進むようにしませう。
「良い感じ」に経験を積むと、レイラの見た目にある変化が現れますので、
そちらも参考にしてください。

あと、ポイントに関係ない部分のイベントとして「ベッドで眠る」があります。
最初は横になっても「眠る」ことは知らなかったレイラ。
やがて眠れるようになり、時には夢を見ることも~

立ち絵や部屋の家具配置、マップデザインは多少粗め?
でも、ドットキャラがハシゴ持って歩いたり、台車押したりするのはビックリ。
特に台車。ちゃんとモノを載せてるときと、空の時で絵が違うし。

シナリオ面では、割とぼんやりしたエンディングで終わるのが、アレ?って思うかな。
うーん、エンディングの雰囲気はすごく良い、と思うし、
レイラが何者かは、きっとみんな予想つくと思うんだけど。
そこに行くまで、「満月じゃないのに絵画が動ける謎とレイラの関係性」
みたいな話もあったので、館の主から、もう少し何か話が聞けるのかなと…

主はまったく驚かないし、むしろレイラが来ることは予想してたっぽいし。
ある意味、この人が一番の謎だったかも…


操作面では、ちょっと足が遅いかな…あと、
ダッシュがDキー、という特殊な設定、が…

この作者さんのゲームをずっとプレイしてきた人なら、
たぶん、悩まない部分だったのだろうと思いますが、
実は、私はこのDダッシュに気付けず、鬼ごっこでずっと詰まっていました。
ダッシュといえばシフト、という思い込みがあって、
これはダッシュできないゲームだと思っていたので、リドミも確認しなかった。
レビューで書かれてなかったら、そのままプレイすることなく終わったかもしれない…

詰まったとはいえ、最後がどうなるのか気になるゲームでしたんで、
今回クリアできてほんとによかったわ~^^

教訓:リドミの操作説明はよく見よう。




ちなみに、私は3周してもいまだに、
サクランボやトマトを食べるタイミングがわからなかったり…
食べられなくても、他のポイントイベントでフォローはききますが、
すごく気になる…いつどうやって食べるんだ、アレ…

あ、木の枝も一瞬悩みましたが、
最後の一本は鉄柵に重なるように落ちてます。よーく画面を見ませう。


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