何度も書いていますが、8月1日にこの鈴鹿明神社では例大祭が執り行われました。御神輿が出て屋台が並び、境内にはちらほら浴衣の方もみえて…と絵に描いたような夏祭りです。
例大祭(正式には「例祭」)は、その年の豊穣を祈る2月の「祈年祭」、その年の収穫に感謝する11月の「新嘗祭」と並んで大祭に区分される御祭です。“その神社に特に縁の深い日を選んで行われる”とされており、神社毎に例祭日は別々に定められています。
夏祭りになる神社もあれば桜咲く時期の春祭り、紅葉の中での秋祭り、しかし冬祭り…という言葉はあまり聞きませんね。
実際にどの時期に例大祭が行われるものなのか、この相模中央支部の地域内(座間市・大和市・綾瀬市・海老名市・厚木市・愛甲郡)の神社110社の例祭日を調べてみました。 ※あくまでこの地域の数ですので、全国的な傾向とは異なる場合があります
- 1月 → なし
- 2月 → なし
- 3月 → 2社
- 4月 → 39社
- 5月 → なし
- 6月 → なし
- 7月 → 9社
- 8月 → 9社
- 9月 → 30社
- 10月 → 19社
- 11月 → 2社
- 12月 → なし
随分はっきりと、春4月と秋9月・10月がとびぬけて多い結果になりました。やはり田畑の仕事を中心に考えると、この春と秋が一年の農事の始めと終わりに当たるからかもしれません。
12月から2月にかけてお祭りがないのは年末年始と重なるからと、判りやすいところです。5月6月はちょうどお田植がはじまる頃で、また梅雨入りもあるため遠慮されているのでしょうか。
当神社でもお盆が明けて風神祭を過ぎれば、兼務神社の秋の例大祭の時期になります。まだまだ暑い日が続きますが、気が付けば次の季節ももう目前となっているようです。