当神社の境内には鐘楼があります。
古くは元禄3年(1691年)に奉納されたものですが、その鐘は昭和18年5月に軍需品の金属不足を補うため、軍命により供出されてしまいました。
現在の鐘は昭和48年11月、氏子崇敬者の皆様の御厚志により再び奉納されたものです。
神社らしく注連縄が張られ、『迎神』また『和魂和根』と彫られているのが見えますが、以前の鐘には以下のように彫られていて、同じ座間市入谷の星谷寺とのつながりを示すものと言われています。
“一打鐘声 當願衆生
脱三界苦 得見菩提
天長地久 國土安全
信心旦衆 諸人快楽”
神社に鐘があるのは珍しい事と思いますが、神社祭事の中でこの鐘を使用する事はありません。
ただし鐘は撞けるようにしてあります。 ご興味のある方は参拝の際に(夜間はご遠慮願いますが)ご自由にお撞きください。