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中原中也がブーム?

2007-05-10 21:03:05 | お勧めの・・・
詩人・中原中也、懐かしい名前。文芸部にいた中学1年生の頃、高校生のお姉さま方が盛んに読書会のテーマに取り上げていたことがきっかけ。その後中原中也の影響でランボーも好きになり、詩を読み、書き、夢は詩人になろう と思ったほどだった。

その中原中也がちょっとしたブームらしい。本屋さんには<中原中也コーナー>ができていた。詩集はもっているので、その横に並んでいた 『中原中也との愛』 を購入。16歳の中也と同棲し、その後中也の友人・小林秀雄と同棲した女優の長谷川泰子の物語。詩集の年譜にでてくるこの女性は何者? とずっと思っていたので、時間も忘れて読みふけった。思っていたとおり、中原中也って魅力的ないい男だったらしい(早死したのが残念!)。でも長谷川泰子は、もっとすてきな女性だったみたい。日常を静かに大切に生きる女性もいいが、私は感情の趣くままに自由に羽ばたく生き方が好き。憧れの女性がまた一人ふえた!

中原中也といえば 「汚れちまった悲しみに」、セピア色になった詩集を読み返してみた。多くの本が私のそばを離れた後、それでも大切にしたい本として手元に残った詩集が中原中也。長生きしていたら、今の日本をどんな言葉で憂いたか・・・


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