Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

私は患者様

2007-12-03 23:13:30 | 音楽療法
胃痛に翻弄された秋、今日は意を決して病院に行く。「意を決して」とはオーバーだが、仕事が詰まっている日常の時間をあけるのはむずかしく、「仕事を休んで」いつだったら周りに迷惑かけないかと考えていた。でもそんなことを考えている場合ではないほどの体調不良に、近所の病院へ。

近所の病院は歩いて1分の大学病院。玄関を入ると「いらっしゃいませ、どうなさいましたか?」とやさしい年配のナースの声かけ。激痛と闘っている私をみて問診表も書いてくれる、「それではおつらいでしょうから、待合室の椅子ではなくて上のベッドでお休みください」と2階へ案内してくれる。受診も検査結果もドクターが出向いてくれる。点滴の間も別のナースが何度も「いかがですか?」と声かけ。まるでお客様のよう。この病院には喉の結節で以前に何度もかかったが、そのときとは大違い!

数年前の音楽療法学会の研究発表で、あるドクターが声高に<患者様>と表現していたのに違和感を感じたことがあった。私たちも施設で<利用者→ご利用者→利用者様>と変わり、最近ではデイケア朝の挨拶も<佐藤さん→佐藤様おはようございます>に変えた。私たちの施設をご利用いただくありがたいお客様である。

今日の私はまさにそれ。私はとにかく治していただきたくてでかけた患者、病院側は<この病院を選んでくださったありがたい患者様>でした。


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