早起きして、朝もやの道を歩く。今年の紅葉は遅いようで、ほとんど色づいていない。
奈良公園を『第62回正倉院展』へむかう。まだ8時半というのに長蛇の列、その人気がうかがい知れる。会場の国立博物館は9時開館だが、1000人の列に開館が10分早められた。今回は平城遷都1300年を記念し、平城京に生きた人々の暮らしぶりが分かる木簡や工匠具などもあり、71点の展示物。
私の目的はだたひとつ、<5絃琵琶>。正倉院を代表する宝物の一つ「螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」。インドから中国を経て奈良にやってきたこの楽器、文献や壁画などの記録では残っているが、実物は世界にひとつ。人気の宝物は目の前にして30分まちの行列、「立ち止まらないでください」に何度も並びなおしてじっくり見物した。螺鈿が美しいこの琵琶の音色(昭和27年録音)を聴くこともできた。
とにかくこれが見たくて通い続けた正倉院展。もう嬉しくて嬉しくて・・・。
お昼前に薬師寺へ。
11月から東塔の修復が始まり、その姿は10年間はみられないというので、こちらも長蛇の列にならぶ。塔内の天井画も公開されていた。薬師寺は国宝も多く、ちょうど特別公開されていたので、広い境内を駆け足で回る。
遅めのお昼は、いつもの山崎屋さんの「なら弁当」。
大いそがしだったが、古都・奈良を楽しんだひととき。
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