Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

声患い

2007-02-20 18:18:38 | 音楽療法
先週から声帯疲労が原因の音声障害を患い声がザラザラ。音楽療法という仕事は、歌う+しゃべる、でかなり声を酷使している。もともと声楽だから歌うだけなら声帯は訓練されているので、f(フォルテ)で何時間でも歌える。でもしゃべること+クライエント(対象者)にあわせて歌うことはまったく別世界だから、負担がかかる。この数年、1年に1回は「声を失う」筆談の1週間を過ごすことが多い。それも本業以外で忙しいときが多いから、きっと知らないうちにそれがストレスになっているに違いない。

「音楽療法と演奏活動は両立しない」と悟り、音楽と人が大好きな私は音楽療法をメインに決心して7年。音楽療法の現場では楽器演奏より歌うことが多い。それに楽器がなくても声が楽器のかわりになる、いわゆる口三味線。声楽科出身には強みだが、これが患いのもとにもなる。

声に変調を感じると大学病院の耳鼻咽喉科へ、「とにかく1週間は声を使わないこと」と厳しいお告げがでる。でもそんなときに限って学会発表や休めない仕事が入っているので、「何とかしてください、困るんです」と出ない声で頼みこむと、「困るんですって言われてもねえ。ウーン、しかたないステロイドの点滴かな」で、緊急対応。今回は出なくなる直前に対応したのでひどくはならなかったが、多少声が出ると使ってしまうからもっといけなかった。結局1か月の様子観察でいつもより長引いている。それでも声が出ないと家に閉じこもりの生活になるから、とりあえず普通にしていられる状態をよしとしましょう!