11月4日(火) 江の島を旅行した。
俺が中学生の時、父と姉・妹の4人で江の島・鎌倉を旅行したことがある。
江の島へ渡る橋には中ほどに料金所があり、通行料がかかった。
季節は冬で店には寄らなかったし、神社へ参拝した記憶もない。
ただ岩屋を目指して歩いたと思う。
岩屋の中を蝋燭を手に持って進むと石仏がぼんやり見えたことを記憶している。
それに、もう一つの記憶は道端で一人の婦人が細かい海藻をすのこに貼って板のりを作っている光景だ。
あれから60年余り過ぎた。当時を懐かしく思い、妻を連れて江の島の橋を渡った。
ネットで調べると岩屋への道は階段を上り下りするので、足腰の弱い俺には歩くのは大変なところだと思った。
岩屋の近くまで船が出ているので、これに乗る計画をたてた。
しかし、当日はあいにく風が強く波が荒いので船は出ないとのこと。
ひとまず、どこへも寄らずに岩屋へ行き、帰りがけにサムエル・コッキング苑や神社や参道の店などの観光をすることにした。
島の途中の「エスカ」に乗る。
上り専用のエスカレーターだ。
坂道と階段の上り下りで足が痛い。
足が容易に進まなくなった。
目的の岩屋へたどり着く前に早い昼食で休憩することにした。
ちょっと贅沢に金目鯛の煮物とサザエの刺身で食事をした。
岩屋への古い階段道を見た。崩れている。
60年前はこの道を歩いたのだろう。
岩屋へ到着
与謝野晶子の歌碑
沖つ風吹けばまたたく蝋の灯に しづく散るなり江の島の洞 晶子
海ホタルのイルミネーション
洞の中はぼんやりと明るい照明。燭台を持って歩く。
昔は蝋燭を直接握って足元を照らしながら進んだ。
石仏
橋を渡って第二岩屋へ。
昔、見学できたのは第一岩屋だけ。
岩壁に咲く花
(ツワブキ)
(イソギク)
第二岩屋の龍神
俺は毎年のようにギックリ腰を患ってきたから、足腰が弱い。
一般の人なら何の苦労もなく歩けるだろうが、階段はいつもエレベーターかエスカレーターに頼ってきた俺にとっては今回はかなりきつかった。
けれども、ここまで来れたのは何としても昔訪れた岩屋を見たかった気持ちが強いせいだろう。
俺は岩屋に入ったことで感動しているが、女房は興味がなさそうだ。
ただ、やむを得ず俺についてきているのだろう。
これを我慢していれば、明日は女房が好きな鎌倉の小町通りへ行けるのだ。
岩屋まできて、俺は満足。
しかし、帰り道は歩けるだろうかと心配。
そこへ、朗報が入る。
風が治まったので船が出るとのこと。
(稚児が淵へ到着したべんてん丸)
船で弁天橋へ戻り、再び江の島へ向かう。
江島神社を参拝しようとしたが階段を見あげて立ち止まる。
もう歩けない。
引き返す。
仲見世通りでサザエの形をした“アイスもなか”
江の島観光を終え、タクシーでホテルへ向かう。
その間(滞在中)2回は江の島に自転車または電車で向かいました。
でも岩屋のこと知りませんでした。しまった―もう行くことはないと思います。信州に住むようになったのです。
いつもは階段を上って見晴らしのよいところであちこち眺めて、めったに見えない富士山を探したのもでした。
今でも時々テレビで江の島が写ると興奮します。
私は足腰丈夫なので、階段を歩いても平気です。
鎌倉にも同じ回数通いました。
特に北鎌倉が好きでした。途中まで自転車で行ったことがあります。
いまはあの頃よりもっと丈夫かもです。
でも今度最後のつもりで箱根や天城ごえの旅16日―19日です。本当は山歩きは最近ほとんどしてなくて、今年に5-6回、鹿児島の富士山と言われているあちこちの山に登りましたが。
つまらない話でごめんなさいです。
すけつねさんご夫婦は仲良しでいいですね。
これからもいいお話待っています。
私も遥か昔に二度訪ねて居るはずなのですが拝見してる写真が一枚しか思い出せません(笑)
そんな昔に行った場所ですが拝見してる内に懐かしさが込み上げてきます
一度は中三の旅行江の島鎌倉箱根の時です、もう一度は18か19の時です
何れにしても半世紀以上の昔です、弁天小僧迄思い出してしまいました(笑)
昼食の金目鯛美味しそうですね又サザエの形のアイス喉がなりそうでした(笑)
ありがとうございました
だったことでしょう。岩場に降りると、柱の跡がアチコチにありますから、そのころは土産屋とか休憩所だったのでしょうね。
稚児が淵の船着場も新しくなったばかりですから、岩屋を含めて当時とは少し変わっていたと思います。
きょうは、快晴でテレビが都心から富士山を映したので、江の島からも雄大な姿をみせているはずです。
鎌倉の古都でお泊りとは、これも趣です。