キジが庭を歩く姿をときどき見かける。
オスは華やかな色をしているのですぐ分かるが、メスは植え込みの中に隠れていると、なかなかみつからない。
3月ごろは、昨年生まれたらしい若いオス鳥とメス鳥が庭に来ていたが、最近は来なくなった。
これに替わって、最近は壮年らしいオス鳥が訪れるようになった。
ツゲの木の梢にとまり、あたりを見回している。
ケーンとけたたましく鳴き、羽をバタバタさせる。
自分の縄張りを誇示し、メスを呼んでいるのだろう。
昨年もツゲの木で鳴いていたオス鳥らしい。
我が家の周りは林や草原だったが、ほとんど住宅地に変わった。
キジは住処を追われてしまった。
しかし、近くに田んぼがあるので、稲の苗が育ってくると、隠れる場所ができる。
もしかしたら、田んぼで巣づくりをするのかもしれない。
環境が悪くなり、キジには住みにくくなった。
いつまでも、キジの元気な叫び声を聴いていたい。