生協の案内書にいなり寿司用の味付き油揚げがのっていた。
俺は考えた。これを利用すれば、俺にだっていなり寿司が作れると。
そこで注文。
先日、男の料理教室で海鮮寿司の作り方を教わったし、自宅でも作ったから、すし飯の作り方には自信がある。
すし飯を油揚げに詰め込むだけだから、簡単ではないか。
あまり簡単なので、もっと手の込んだものを作ろうとした。
イクラの軍艦だ。
それに、薄焼き卵ですし飯を包んでみようと思った。
早速、作り方を動画で検索。
まず、ご飯を炊き、すし酢を入れ、うちわで扇ぎながらかき混ぜた。
ゴマも入れた。味付き油揚げを温め、口を開いてすし飯を詰めた。
簡単に出来上がり。
すし飯を握って帯状の海苔を巻き、イクラをトッピングして、軍艦の出来上がり。
簡単だなあ。
次は薄焼き卵で、茶巾寿司を作ろうとしたが難しい。
茶巾のようにカッコよく包めない。
だから、ただ、すし飯を握ってから簡単に包むことにした。
すると、包んでいるうちに薄焼き卵が切れてしまった。
切れた所を隠すように巻いて、何とか形を整えた。
今回の俺の料理はまずは成功。
今日は天気がよい。
お寿司を重箱に詰めて公園で食べたいが、
俺は今、足が痛くて外を歩くのは困難だ。
仕方がないから、女房と家で食べる事にした。
まず、お稲荷さんから食べた。美味しい。
イクラの軍艦も美味しい。
最後に薄焼き卵。これは俺が味付けしたものだ。
とても味がよい。
しかし、食べる前に包みがほぐれてしまった。
俺専属の料理評論家は言う。
すし飯が大きすぎる。
すし飯の握り方が、おむすびのようだ。かたすぎる。
卵の包み方が悪く、形がととのっていない。
すし酢をもっと入れた方が良いなどと、辛口評論だ。
しかし、俺は下手で良いと思っている。
下手だからこそ、勉強のためだと言って、
女房に寿司屋へ連れて行ってもらう口実が出来るのだ。
そして、今度はにぎり寿司に挑戦だ。
そのために、女房に頼んで、何度も何度も寿司職人の
手つきを見るに連れていってもらおうかなあ。
下手を逆手にとって、俺はにんまり (*^_^*)