夢職で 高貴高齢者の 叫び

          

急いで 天国へ 行くな!

2015年12月18日 | まじめなブログ

日が暮れるのが早い。爺は散歩の途中で、小学校前の交差点にさしかかった。横断歩道を渡ろうとした時、青信号が点滅したので立ち止まった。

すると、近くを歩いていた二人の男の子が走りだした。赤に変わる前に急いで渡ろうとしたのだろう。

爺は「待て」と叫んで、手を広げて防いだ。

男の子たちは爺に叱られると思ったのだろう、おとなしくしている。

 

そこで、爺は口を開いた。

「ちょっと待て  天国行きは  まだ早い」

6年生らしい男の子たちは、爺のジョークが分かったのだろう。

ニヤッと笑った。

 

爺は天国へ行っても、空の上から子どもたちの交通指導をしようか。

おい、赤信号を無視した子ども 

天国は満員だ 

入国できないぞ!!

 

ブラックGより