夢職で 高貴高齢者の 叫び

          

ショウガの枕

2014年08月08日 | 俺の女房は- - -

 

暑い、寝苦しい。

エアコンをかけてもなかなか眠れない。

冷凍庫からアイス枕を取り出して頭を冷やしていたが、温くなってしまった。

俺は冷凍庫に保冷剤があることを思い出した。

ぐっすり眠っている女房が目を覚まさないように気を遣い、電灯を点けずに冷凍庫から手探りで保冷剤を取り出した。

そして、タオルに包んで枕にのせて寝た。

冷たいのでやっと眠ることができた。

 

次の日、女房は俺の枕の上にあるもの持って来た。

「なぜ、ショウガを枕にしたのか」と尋ねる。

保冷剤と思って枕にしたものは、なんと、ショウガをすってビニールパックに詰めたものだった。

すったショウガを薄い板状にして冷凍保存し、料理に使うそうだ。

 

俺はショウガを枕にしていたのだ。

ショウガネェだなあ。