水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

「お魚殖やす植樹運動」 今年も植樹行事に150名が参加

2015-06-04 10:45:05 | ニュース

 道女性連、道漁連ら漁協系統各連が主催する「お魚殖やす植樹運動」植樹行事は、6月3日午前10時30分から当別町道民の森・神居尻地区内の「水源の森」で開催され、道女性連役員やコープさっぽろ、道、国(開発局、環境事務所、水産庁、林野庁)、全農、ホクレン、森林組合、農林中金、漁協系統・水産団体の役職員らに各地区漁協組合長会・専務参事会の代表も加え約150人が参加し750本の苗木を植樹した。お魚殖やす植樹運動の植樹総数が一昨年全道で累計100万本を超え、新たな目標へのスタートとなった。

「石狩湾系ニシンまとめ」 来期は4年魚が主体、大型の獲り残しは少ない?

2015-06-04 10:20:29 | ニュース

 道総研・中央水試は、「石狩湾系ニシン」の26年度漁期(昨秋から4月末まで)のまとめを発表した。今期は2011年級(4年魚)が予想より高い来遊をみせたが、沖合の深みに滞留する魚群が少なく、沖刺し網の漁獲が大幅に減少した。来期は高齢魚の獲り残しが少なく「序盤から盛漁期にはなりにくい」と指摘。主群は豊度が高い2012年級群(3年魚)で来遊のピークは2月頃と推定し、試験船による10月のトロール調査の結果をまって11月には漁況予報を出す。

日本海北部スケソウTAC配分決定 檜山は前年比51%の1,650トンにとどまる

2015-06-04 10:09:27 | ニュース

 日本海北部系群スケソウのTAC管理運営委員会が5月28日札幌市で開かれ、日本海海域の沿岸TAC3,300トン(前年比67%)の地域別配分を決めた。このうち、檜山は前年比51%の1,650トン、後志が同96%の1,130トン、渡島・留萌・宗谷で同60%の60トンが配分された。一方、沖合底引き網が3,700トン(前年比56%)が配分され、稚内(6隻による魚種転換)、小樽(4隻による協業化)がもうかる漁業創設支援事業の認定を受け、5年間の実証事業に取り組んでいる。
 沿岸漁業は、檜山のはえ縄、後志の刺し網を主力に定置網、底建網の操業が行われており、特に主力の檜山のはえ縄船団はTAC削減の大きな影響を受ける。水産庁は沿岸に関してももうかる漁業創設支援事業を活用するよう求めており、スケソウはえ縄からイカ釣りへの転換、増養殖の取り組みに対する支援が焦点となっている。はえ縄船団の一部は、刺し網による試験操業を行う意向も聞かれる。