水産北海道ブログ

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平成30年道漁業生産状況(速報) 3年ぶりに100万㌧回復、前年比19%増加

2019-01-31 22:10:07 | ニュース

 道水産林務部は1月31日、平成30年(1〜12月)の北海道漁業生産が101万8千㌧と前年比19%増加し、3年ぶりに100万㌧台に復帰したと発表した。金額は約2,732億円で同2%減の見込み。

 数量は、平成28年以降100万㌧を下回っていたが、ホタテ貝やサンマなどが回復し、イワシの好漁が続いたことで、前年を上回り100万㌧を超える見込み。金額は、ホタテ貝やイワシ、サケ、サンマなどが魚価安だったことから前年を下回る見込みにある。

 主な魚種の生産高(概数)は、ホタテ貝38万5千㌧(137%)・774億円(104%)、イワシ12万7千㌧(100%)・42億円(86%)、スケソウ12万㌧(101%)・102億円(99%)、サケ6万5千㌧(117%)・455億円(79%)、サンマ6万㌧(161%)・126億円(101%)、ホッケ3万2千㌧(183%)・38億円(101%)、スルメイカ1万6千㌧(81%)・95億円(83%)、コンブ(乾燥重量)1万4千㌧(109%)・249億円(118%)、ニシン1万3千㌧(146%)・15億円(110%)、タラ3万6千㌧(119%)・86億円(102%)、タコ2万4千㌧(116%)・158億円(143%)。

 振興局別では、石狩3千㌧(86%)・17億円(63%)、後志3万㌧(117%)・103億円(90%)、檜山4千㌧(96%)・27億円(90%)、渡島12万2千㌧(128%)・420億円(106%)、胆振4万6千㌧(107%)・132億円(93%)、日高3万7千㌧(124%)・160億円(111%)、十勝4万7千㌧(124%)・55億円(95%)、釧路14万9千㌧(95%)・219億円(93%)、根室13万5千㌧(125%)・477億円(112%)、オホーツク22億5千㌧(125%)・542億円(86%)、宗谷20万6千㌧(137%)・491億円(102%)、 留萌1万5千㌧(93%)・90億円(89%)。


2019年1月29日(火)発行/北海道漁協系統通信6380号

2019-01-30 09:29:01 | 系統通信

第28回全道「JF共済」推進委員長会議
JFいぶり中央、広尾が実践報告、「信頼」「納得」で加入推進
改正チョコー道内、全国で好調、全漁協の目標達成で保有維持を

懸賞付「海の子応援マリンちゃん定期貯金」
台風、秋サケ不漁の中で159億、目標を59億上回る
社会貢献9年目、147校に2万2千円分の図書カード

道が女性漁業士対象の食育研修会
コンブの効能・特徴・未来を学び、食育活動充実へ

全国サケ漁獲速報(12月末)
東北の増加で8万㌧に迫り、前年比120%

農林水産省が11月時点の農林水産物・食品の輸出額を発表
ホタテなど水産物2,757億円と前年同期に比べ13.6%増

道水産物検査協会が「きらりっぷ」認証の官能検査
前年比4品減の10品目の認証を更新

まるごと根室がレシピ動画公開
市内4漁協の女性部長が地場産水産物を調理


2019年1月25日(金)発行/北海道漁協系統通信6379号

2019-01-25 13:54:37 | 系統通信

平成30年度第2回全道JF共済推進協議会
12月末でチョコー純新規209億、前年比130%
改正効果で計画達成にあと一歩、保有維持めざす

水産政策の改革にかかる説明会
「適切かつ有効」の判断基準に質問相次ぐ
長谷長官「改革を機に浜の未来を考えて欲しい」

平成30年度「育てる漁業研究会」
道産ウニの未来を切り開く生産・流通情報を提供
品質の維持・向上へ 産地の取り組みを報告

北海道貿易動向(平成30年分)
水産物の輸出額694億円と約13%増、輸入は微減

室蘭の漁業者2名が毛ガニ隠蔽で書類送検

2月16日、札幌で漁業就業支援フェア
北海道で漁師になりたい人、集まれ!


北海道貿易動向(平成30年分) 水産物の輸出額694億円と約13%増、輸入は微減

2019-01-25 13:30:17 | ニュース

 函館税関は平成30年の北海道貿易概況をまとめ、輸出、輸入ともに2年連続でプラスの結果となった。そのうち、水産物(魚介類・同調整品)は、輸出の増加に貢献し、694億円と前年比12.9%、79億5千万円増額した。主に中国、香港向けが増加し、米国、シンガポールが減少した。一方、輸入は、898億円と同4.4%、41億7千万円減少した。主にロシア、ペルーが増加し、中国、韓国が減少した。

 数量をみると、輸出は15万1,107㌧で、前年比44.8%増。輸入は11万5,870㌧で同17.6%減少した。

 品目別にみると、輸出は生産が回復したホタテを中心とする甲殻類・軟体動物が7万6,763㌧(187.0%)、381億2,700万円(108.7%)が前年に比べ大幅に増加、アジア地域が337億3,400万円(118.4%)と伸びている。

 輸入は、主力のサケ・マスが1万2,512㌧・780億400万円と金額が1.2%伸びた(数量は18.5%減)ほかは全般的に減少。特にイカは1万9,883㌧・110億5,800万円と数量で43.4%、金額で34.1%も減少した。


農林水産省が11月時点の農林水産物・食品の輸出額を発表 ホタテなど水産物2,757億円と前年同期に比べ13.6%増

2019-01-25 13:29:19 | ニュース

 農林水産省はこのほど11月時点の農林水産物・食品の輸出額を発表し、1月からの累計で8,193億円と前年同期に比べ14.5%増加した。

 このうち、水産物は2,757億円で同じく13.6%増加した。主な水産物では、ホタテが434億円で3.6%増。サバが258億円で48.2%増。カツオ・マグロ類も168億円と26.1%増。ブリが148億円と4.2%増となっている。水産調整品では、ナマコ(調整)が186億円で4.2%増。練り製品(魚肉ハムソーセージ等)が96億円で12.5%増、ホタテ貝(調整)が66億円で7.5%増、貝柱調整品が57億円で40.0%増となっている。

 水産物の主な輸出先は、香港(808億円)、中国(442億円)、米国(302億円)が上位3カ国。ホタテ貝(生・蔵・凍等)の輸出先は主に中国、ナマコ(調整)は香港、ブリは米国。サバはベトナム、タイ、フィリピンなどアジアへの輸出がめだつ。