水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

2020年8月21日(金)発行/北海道漁協系統通信第6503号

2020-08-25 09:51:03 | 系統通信

令和2年度第1回ゼニガタアザラシ科学委員会
捕獲目標は残り39頭、音波忌避装置は一時中断

令和2年度太平洋漁況予報発表
サバ類、マイワシ来遊ともに前年並み

令和2年度胆振太平洋海域毛ガニかに篭漁終漁
全地区が許容漁獲量に到達 平均単価は前年比71%

農林水産物・食品の輸出動向(2020年6月)
水産物1,031億円と28%減、カツオ・マグロ除き大半減少

道漁港漁場協会が道・道議会に要請
各種政策の計画達成に向け、積極的な施策展開を期待

ロシアの今漁期漁獲量308万㌧(8月5日)

ロシアのイワシ漁獲量6万㌧に

ロシア太平洋サケマス漁獲量18万㌧に(8月10日)

第71回全国漁協漁場大会 来年函館アリーナで開催

第42回全国豊かな海づくり大会、1年延期が決定

道、小中学校の給食にホタテを無償提供

8月に(一社)北海道漁船リースが移転

8月25日(火)、道漁連が第3回理事会を開催

8月27日(木)、信漁連が理事会を開催


2020年8月18日(火)発行/北海道漁協系統通信第6502号

2020-08-25 09:49:12 | 系統通信

水産庁「資源管理基本方針」9月6日までパブコメ
新たな資源管理システムの構築進めるルール策定

道内定置漁業の経営効率化を検討する懇談会
年内に「定置漁業に係る漁場の有効活用の考え方」まとめる

網走管内カラフトマス漁獲状況(8月10日現在)
早くも100万尾を突破、前年比3.6倍の豊漁続く

北見管内の毛ガニかに篭漁 許容量98%消化し終漁
管内平均単価4,510円 常呂・網走は5千円台後半

道水産業・漁村振興審議会
浜の活性化に向け幅広い議論を交わす

スケソウ・ズワイガニ資源管理方針検討会
水産庁がステークホルダーと意見交換

道漁業就業支援協議会が就業体験希望者を募集
上ノ国町、寿都町、石狩市浜益区の3ヶ所で各1名

JF道女性連役員との共済推進協議会が中止

ぎょれんショップ、干貝柱プレゼントキャンペーン

根室漁協 役員補欠選挙
大坂光裕理事が退任、新理事に門間謙作氏

猿払村漁協の長原寅悦副組合長(83)が死去


網走管内カラフトマス漁獲状況(8月10日現在) 早くも100万尾を突破、前年比3.6倍の豊漁続く

2020-08-13 11:41:33 | ニュース

 網走管内(雄武〜ウトロ漁協)のカラフトマス漁獲状況は、8月上旬まで約104万尾と100万尾を突破し、久々の豊漁となっている。すでに7月末で29.6万尾(前年4.3万尾)とシーズン当初から好調な来遊が続いている。

 網走海区漁業調整委員会によると、8月10日現在の管内カラフトマス漁獲状況は、103万9,315尾、1,442㌧、5億4,532万円で、前年に比べ尾数は363.0%、重量は290.0%、金額は317.0%。前々年に比べても尾数257.0%、重量231.0%、金額255.0%といずれも大きく上回っている。平均目回りは1.39㎏と小型(前年1.74㎏、前々年1.55㎏)だが、平均㎏単価は378.2円で前年(345.7円)、前々年(342.7円)を上回っている。

 小型サケ・マス流し網による北洋でのカラフトマス漁獲がほぼ皆無だったことや、ロシア極東のマス漁獲が半減していることなどの影響が考えられる。


道漁業就業支援協議会が「漁業就業体験」募集 浜益でホタテ養殖、寿都で定置網、上ノ国で底建網など

2020-08-13 11:40:51 | ニュース

 道漁業就業支援協議会(川崎一好会長)は、このほど「2020漁業就業体験」の第2次募集を行い、インターネットで応募を呼びかけている。

 今回は石狩湾漁協浜益支所でホタテ養殖を体験するもので、対象は15歳以上、45歳未満の意欲的な人。総幸末水産(田中誠)が1名を受け入れる。期間は8月24日〜10月3日までの6日間。1日目はオリエンテーション、座学、2日目〜5日目でホタテ養殖体験(分散・本養成・資材洗浄作業)、6日目は終了時のオリエンテーション、アンケート提出、取りまとめを行う。宿泊場所は無料提供するが、食事は自炊等自分で賄う。申し込み期限9月17日まで。

 また、寿都町漁協の㈲マルホン小西漁業部(小西正之)が定置網、ホタテ養殖の漁業体験に1名を受け入れる。期間は8月18日〜10月31日までの1週間程度。申込期限は10月16日。

 このほか、ひやま漁協の上ノ国で、底建網の漁業体験者を1人受け入れる。期間は8月24日〜9月30日までの4日間、申込期限は9月18日まで。

 申込先は道漁業就業支援協議会(担当:渡邉、宮本)で、電話(011-280-3007)で連絡すれば、詳しい内容を教えてもらえる。


ゼニガタアザラシ科学委員会  捕獲目標は残り39頭、音波忌避装置は一時中断

2020-08-13 11:37:56 | ニュース

 えりも地区のゼニガタアザラシによる漁業被害軽減をめざす管理計画を検討する科学委員会が6日午後から札幌市で開かれ、今年度の事業実施状況、モニリタリング方法、今後の事業実施計画について議論を交わした。この中で、効果、コストの面で思わしくない音波忌避装置の検証事業を中止とするとの環境省の方針に対し、複数の専門家から「きちんとしたデータの裏付けが足りない」「非致死的手法を止めるのは納得できない」との意見が出て、一時中断するが、秋サケの漁獲が増えた時点でもう一度、試す方向で整理することになった。

 開会に当たり、安田直人環境省道地方事務所長が「環境省が2016年にゼニガタアザラシ管理計画を策定して2期目に入る。この間、現場の知見を蓄積し、個体数管理、防除対策に取り組んできたが、課題も多い。サケの不漁が続くなどアザラシを取り巻く自然、社会環境が変化しており、柔軟な管理手法を通じて将来につなげていきたい」と挨拶。座長の羽山伸一日本獣医生命大教授が「希少鳥獣の保護管理は日本で初めての経験で、手探りの状況だが、2期目に入り具体的な成果をあげていきたい」と述べ、さっそく事務局が説明し、質疑、意見交換を行った。

 それによると、今年春の定置網、刺し網による捕獲は47頭(空気銃による捕獲3頭を含む)で、混獲9頭を合わせ56頭となるが、内訳は幼獣が49頭、亜成獣が7頭。今年度の捕獲目標数は50頭で、これに昨年度の繰り越し分36頭を加え86頭に対し、秋の定置時期において残り39頭を捕獲する。