水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

日本海沿岸ニシン漁獲(2月20日現在)1,665トン水揚げ、前年最終を上回る豊漁に

2016-02-28 09:50:53 | ニュース

 1月10日から解禁された日本海ニシン刺し網は、2月中旬に入って大幅に漁獲を伸ばし、1,600トン台に達した。前年最終(1415トン)を250トン、17.7%上回る豊漁となっている。今月11日から20日までに828トンを漁獲し、特に厚田は343トンを水揚げした。

 道水産林務部水産振興課普及指導員がまとめた2月20日在の累計漁獲量(刺し網・定置網)は、1,665トンで前年同期の135.5%。後志が464トン、石狩が1,201トンとなっており、主要産地は前縁最終を上回った。漁協支所では、小樽市が339トン、石狩湾漁協の石狩支所で440トン、厚田本所で559トン、浜益支所で202トンと水揚げがまとまった。そのほか、東しゃこたん漁協が66トン、余市郡漁協59トンとなっている。


2016年2月26日発行/北海道漁協系統通信6144号

2016-02-28 09:49:16 | 系統通信

水政審資源管理分科会
28年スケソウTAC、クロマグロの公的規制など

平成27年度全道漁協漁場環境保全研修会
油流出・油濁事故とその対処法をテーマに110名が参加
「事故対応は平時の準備が全て」 識者が備えの必要性語る

福島吉岡漁協の漁業振興施設が完成
本所機能を8日に移動 14日に落成竣工式挙行
旧事務所跡地に製氷貯氷工場を建設 年内の完成目指す

水産・海洋総合研究センター成果発表会
海洋環境の把握と水産業への応用をテーマに函館でシンポ

「漁業就業支援フェア2016 inさっぽろ」
漁業志す36人来場、研修候補25人を指名
ホタテ、定置など過去最高、35の出展団体

33日、海防水救センターが度全道事務担当者研修会


落部漁協の新卸売市場が完成 3月1日供用開始

2016-02-25 13:03:45 | ニュース

落部漁業協同組合の新卸売市場がこのほど完成し2月24日、同市場内荷捌室にて竣工式が挙行されました。

漁協関係者や建設関係者、渡島管内の組合長ら約110名の参席のもと神事が営まれ、施設の末永い堅牢と安全を一同祈念しました。竣工式終了後、場所を八雲町内のホテルに移して落成記念式典が行われ、同漁協組合員ら約220名が施設の完成を祝いました。

落部地方卸売市場は高度衛生管理と高鮮度保持による魚価向上を目的に建設された施設で、荷捌室から独立して設置された活魚水槽・海水冷却シャワー室、施設内で精製された角氷を砕いたものを直接荷捌室内に供給できる製氷貯氷システムなどが備えられた先進的な市場になっています。

また情報開示機能として、荷捌やセリの様子を一般消費者が見学できる展望デッキ、上場状況がリアルタイムで表示される道内初の表示システムが導入されました。この新市場は3月1日のアカガレイ刺し網漁とエビ篭漁業の解禁と同時に供用が開始されます。

高レベルの鮮度保持と衛生管理体制の強化を柱に、落部漁協は地場産水産物のブランド化を図り邁進します。


2016年2月23日発行/北海道漁協系統通信6143号

2016-02-23 16:39:52 | 系統通信

平成27年度補正・28年度当初道費予算(水産関係)
当初の水産事業費266億9千万円で、前年度2定に比べ97%
補正でサケ・マス対策の減船、施設整備など総額66億3千万円

日本海沿岸ニシン漁獲(2月10日末現在)
837トン水揚げ、前年同期の7.8%減

日高西部・日高東部海域毛ガニかに篭漁(1月末)
西部海域は時化で操業日数伸びず 単価は前年を上回る
東部海域は漁獲許容量の一部を庶野へ移動

平成27年度全道漁協指導部門担当者会議
水産庁の木島課長がマダラTAC導入、クロマグロ管理に言及

3月2日(水)、ICT漁業による地方創生についての意見交換会


「漁業就業支援フェア2016 inさっぽろ」 過去最高の35が出展、36人来場、うち25人を指名

2016-02-23 16:27:23 | ニュース

「漁業就業支援フェア2016 inさっぽろ」が21日午後1時から札幌市中央区のホテルライフォート札幌で開催され、35団体が出展し、北海道で漁業への就業を希望する36人が来場、25人が出展団体から指名を受けた。来場、出展、指名ともに過去最高となった。研修生の採用は3月4日までに出展団体から直接連絡し、本人の意志を確認した上で現地での研修準備に入る。

 このフェアは、道漁業就業支援協議会(事務局・道水産会)と北海道が主催したもので、漁業になりたい人と地域で漁業の担い手を確保したい漁業者(漁協)・漁業会社との面接の場として設定され、指名を受け、双方のマッチングが成立すれば、地域での長期実地研修(独立型3年以内・雇用型1年以内)のあと漁師への道が開かれる。

 同協議会では27 年度2 回のフェアを計画し、5月に次いで札幌で2回開催した。今回のフェアには、輸出好調で人出が不足しているホタテ養殖地帯(長万部、古宇郡、小樽市、室蘭、新星マリン、落部、石狩湾)をはじめ、定置(落石、宗谷、寿都町、新星マリン、石狩)、コンブ(香深、利尻)、サンマなど漁船漁業の漁業者・漁業会社が出展した。各ブースとも熱心に話を聞く若者が多く訪れ、道や道立漁業研修所、同協議会も相談コーナーを設けて来場者に丁寧な情報提供に努めた。