すぎな野原をあるいてゆけば

「おとのくに はるのうた工房」がある

077:針(おとくにすぎな)

2006-08-23 17:18:01 | 題詠100首
九時二分ゆびさす針を袖口にアップリケして見送りにゆく
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076:あくび(おとくにすぎな)

2006-08-23 17:07:09 | 題詠100首
動物園じゅうのあくびをゆらゆらとあつめて雲にうまれたつばさ
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075:打(おとくにすぎな)

2006-08-23 17:05:30 | 題詠100首
何にぶつかったのきみはまっしろな脚に打ち身の星雲を飼う
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074:水晶(おとくにすぎな)

2006-08-21 20:38:17 | 題詠100首
水晶の砂ひとすくいこぼれてた十一才の夏の宿題
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073:トランプ(おとくにすぎな)

2006-08-21 20:36:54 | 題詠100首
うらがえすトランプみんな蔦のなか種もしかけもねむる小鳥も
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072:箱(おとくにすぎな)

2006-08-21 20:35:34 | 題詠100首
サイコロキャラメルの箱をころがすよ「5が出る」または「きみが来る」まで
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071:老人(おとくにすぎな)

2006-08-21 20:34:16 | 題詠100首
庭園をあるくふたりの老人はかわりばんこに梅の名を呼ぶ
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70首ポイント

2006-08-21 12:41:15 | すぎな日記
これは70首までのプロフィール画像です。

ちょっとペースが落ちてしまいましたが、この題詠100首に参加したのをきっかけに、「お茶会」や「犬猫会(正式略称?)」で楽しく勉強させていただきながら走っています。

次の10首のお題です。
71:老人
72:箱
73:トランプ
74:水晶
75:打
76:あくび
77:針
78:予想
79:芽
80:響
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070:章(おとくにすぎな)

2006-08-21 12:26:16 | 題詠100首
「印章の店」に犇めく夕焼けにたったひとつのなまえをさがす
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なつのうた

2006-08-10 16:34:21 | 短歌
「ち・よ・こ・れ・い・と」「ぱ・い・な・つ・ぷ・る」と遠ざかるきみのゆくてに天空の城

この歌は、「犬という名の猫な歌会」
http://outanokai.exblog.jp/
に出しました。
たくさんの方にコメントをいただき、10人の方には票もいただいて、うれしい体験でした。

せっかくなので、言い訳と改作過程(というほどのものではないが……)を。

実はこの歌は、NHKケータイ短歌に出して、ボツだったものが原型です。
これです。

「ち・よ・こ・れ・い・と」「ぱ・い・な・つ・ぷ・る」と遠ざかるきみを見あげた夏の石段

このときのテーマは「勝負」でした(笑)。
なのでもともとは、「理想の負け方とは」みたいな歌なのです(ほんとか?!)。

今回の歌会のテーマは「夏を感じる歌」でした。
いくつか候補を考えたのですが、これが一番わかりやすい青空に入道雲~って夏の情景だったので、ざらめ倉庫(まだちゃんと形になっていないのや愛着あるボツ作をしまってある)から出してきて、改作しました。

改作のポイントは、
☆あえて「夏」は入れないで、夏をあらわすようにする。
☆「ち・よ・こ・れ・い・と」「ぱ・い・な・つ・ぷ・る」があるので、「見あげた」「石段」は説明になってしまうから削除。別の表現にする。
でした。

「ち・よ・こ・れ・い・と」「ぱ・い・な・つ・ぷ・る」と遠ざかる

という部分のリズムはどうなんだ?と最後まで気になったのですが、一段ずつ登っていく遊びの場面に忠実にすることと、視覚的効果を重視してこの形にしました。

※歌会の自分へのコメントにも書いたのですが、「と」を抜いて、

「ち・よ・こ・れ・い・と」「ぱ・い・な・つ・ぷ・る」遠ざかる

にするほうがよいかなあ、と後で思って、ちょっと迷い中。
コメント (2)
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